蛇神様は人の子を愛する9

投稿者: usericonエリーさん

投稿日:2020/09/04 02:40:32 | 文字数:1,041文字 | 閲覧数:11 | カテゴリ:小説

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なぎさは温かなぬくもりに包まれながら目覚めた。
軽く抱きしめられていたので簡単に麗の腕から逃れることができた。
昨夜結局一緒に床に入ったことを思い出したなぎさは少し赤くなり、眠っている麗から目をそらした。
麗は昨夜強くなぎさを抱きしめ床に入り放さなかった。
言い合いをしているとだんだん眠たくなっていき、なぎさは眠りに落ちた。
その後のことは覚えていない。
パジャマを確認してみると特に変わりはなかったので安心した。
別の部屋へ行き、巫女服に着替え麗のところに戻った。
麗はまだ眠っていた。
少し麗の驚くところが見たくなりなぎさは、自分から麗の唇に口づけをした。
するとなぎさの視界はぐるりと回り、気が付いた時には麗に組み敷かれていた。
大きく目を見開いていると麗はそんななぎさの様子を見て笑った。
「起きていたんでしょう!?」
「ああ、なぎさが起きる前からな」
(油断した・・・麗はこういうところがあるんだったわ)
なぎさは自分仕掛けたいたずらを後悔した。
「でも、なぎさから口づけしてくると思わなかったな」
「うっ・・・」
嬉しそうに麗が続ける。
「心の準備ができたのか?」
「まだです!!」
はっきり断言すると麗は少し残念そうな表情になった。
「好いた奴と床を共にして手を出してはいけない男の気持ちがわかるか?」
「・・・知りたくないです」
(知ってはいけないような気がするわ)
「手なら出しているじゃないですか。く、口づけだって沢山したし・・・」
麗ははっきりと言った。
「足りない」
「え?」

(あんなに沢山したのに!)
思わずなぎさは心の中で叫んでしまった。
「千年分の口づけをしてもらわないとな」
麗の瞳が妖しく煌めいた。
急いで逃げなくてはとなぎさは思ったが体に力が入らない。
「麗、私に何かしたんですか?」
「何もー・・・ただ逃げられないようにしただけだ」
これから何かされるのかとなぎさは体を丸めた。
今、抵抗できることはこんな事しかない。
(麗のことは好きだけど・・・)
こんな展開は望んでいないとなぎさは思った。
「そんなに怖がるな。俺はなぎさの嫌がることはしない」
「それならどうして、術をかけたんですか!?」
「逃がさないためだ」
なぎさが逃げようとしたことに麗は腹を立てていた。
麗の頬に手を添え、なぎさは麗の唇にもう一度口づけをした。
少しでも麗の孤独感を取り除いてあげたかった。
だが、その行為は、逆効果であることをなぎさにはわかっていなかった。

コラボにいらしてくださった方ありがとうございます。
初めてコラボ立ち上げます。
宜しくお願いします。
最終的にはニコニコ動画やYouTubeへのアップを目指しています。

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