#3「正体とテト」



前回のあらすじ……

巡音ルカさんがやってきた
そして、しるるはどこかに去った

お茶の話で盛り上がった





「あの……それで、今日は何をすればいいんでしょうか?」


ルカさんが、お茶を飲みながらそう言ってきた


「え?!しるるから、何も聞いてませんか?!」

「はい。私はただ……「しるるテキスト八作目やるから、来て!」とだけ言われて……てっきり、またしるるさんのテキストに出してもらえるのかと……」


不安そうになるルカさん

あぁ……そう……ここも私任せなわけね……


「いや、ある意味、もうこれがテキストなんですけど……ん?え?今、なんて言いました?!しるるのテキストに【また】出してもらえる?!」

「え?私、何かおかしい事を言いましたか?」


ルカさんは首をかしげていた


「【また】ってどういうことですか?!え?え?」

「あれ?私、言ってませんでしたか?私は、しるるさんのテキストの中から出てきた巡音ルカです。ですから、いままでしるるさんが書いてきたルカは、全て私です」


…………ぽかん


「あ、あれ?伝わりませんか?」

「あ、いや、うん。え?じゃぁ……六作目の【妖精の毒】のルカさんや、しるるがコラボで書いた【街の光】とかのルカさんも……あなた?」


いや……自分で言ってて、頭のおかしなことをいっているのはわかっている


「う~んと、厳密にいうと少し違いますね。それも私の一部というか……」


なんだろう……

今、目の前に宇宙人が来て「私は宇宙人です」と言われた方がしっくりくる……


「【妖精の毒】や【街の光】を始め、いろんなテキストの【巡音ルカ】の記憶や経験が私のところに収束しているというか…………わかりやすくいうと、データの本体みたいなことです!」


あ~……全然、わかりやすくない


「えっと……つまり、しるるの書いた、いろんなルカさんが集まった本体のルカさんが……今、私の目の前にいると?」

「そうですね。簡単にいうとそういうことです」


まるで幽霊をみているような気分になってきた


「あの……もう一度、聞きますけど、ルカさんはどうやってここにきたんですか?」

「ふふふ……それは、しるるさんとの約束なので言えません」


相変わらず、女神のような微笑みを振りまくルカさん……



正直、頭が痛くなってきた……

これがしるるの言っていた【作者の独裁的権限】なのか……

そういえば、【君たちは、実に……】の時も、ナレーションがしゃべったり、テイの過去が私だけに見えたり……変な事ばっかりだったなぁ……

しるるって……何者?

ちょっと、こわくなってきた……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなにインタビュー(仮)#3

ルカさん、マジ天使
と、思える、このルカさんww

テトの災難は、始まったばかりww

閲覧数:126

投稿日:2013/01/11 22:23:55

文字数:1,137文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    べ、ベースルカさん!?
    何故だろう、すごく神々しく見えてきた…。

    ……ん?
    じゃああれか、このテトはこのタイプじゃないのか?
    みんボカでクライマックスのスパイスになるためにヒールになってくれたテトはこの子なのか分身なのか?すごく気になるところwww

    2013/01/13 08:58:03

    • しるる

      しるる

      本ルカちゃんです
      本マグロ的な、大物です!w

      いや、あの時のテトは……正直、なかったような……

      2013/01/15 21:02:28

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    ルカさんの笑顔は素敵だったけど
    テトさんの動揺ぶりは可愛かったけど
    ……しるるさん、何者!?

    今までしるるさんが書いてきたルカちゃんって……そんな発想私じゃ無い知恵絞っても出てこないなぁ……orz

    2013/01/12 08:14:45

    • しるる

      しるる

      ルカちゃん、かわい
      テトちゃん、おろおろ
      しるるさんは、ドラゴ○ボールより万能な【作者の独裁的権利】を使える変人です←

      このルカは、ルカさんじゃなくて、ルカちゃんなのです←違いが分かる大人

      2013/01/12 13:44:18

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