仲間からの助言を聞いて、ミクは自分ひとりだけ武器を装備していないことを思いだした。なので、ネコさんの肉球ワッペンを購入したお店で買い物を続ける。

「すいません。どんな武器が売ってあるか、みせてください」

「あいよ。うちには初心者のための武器防具を仕入れてあるよ」


[武器]
ペーパーナイフ   3G
バトルスニーカー  6G
初心魔術師の杖  8G←買う
ブロンズソード 10G

「お客さん、残念だけど無職のヒトに専用武器は売れないよ」

「えっ!? はっはい…わかりました」

 なんと道具屋さんが武器を売ってくれなかった。ミクは頭上に『?』マークを浮かべてしまう。

「ミクちゃん、旅の手引きを開いてみようよ」
レンは旅の手引きを開くようミクに助言した。


[旅の手引き〜これであなたも立派な冒険者]

武器について編

キラッ☆。

武器を装備しようとしても装備できない初心冒険者の皆さまっ!。
なぜ、あなたが専用武器を装備できないのか簡単に説明しちゃいます。

それはあなたがニートだからです(*´∀`*)

専用武器はあなたの職業を武器に合わせて変えないと装備できないんですよ。
例えば男の子に人気のソードなんか剣士の職業じゃないと扱えません。
女の子に人気な魔法使いのステッキも魔術師じゃないとダメです。

専用武器を装備したいなら職業安定所へ向かい、職業を変更してください。
この世界の職業変更は幸い、神殿なんかに行かなくても職業安定所へ行くだけでOKなので…………無職の冒険者は、さっさと安定所に行くんだこのニート野郎ッ!。

進行状況に合わせてジョブチェしねえと、クエスト(仕事)で詰んじまうぞっ!。

あとよ…お前らが、はやく“こっち”に来ねえと、あとがねえんだよっ!。
ほのぼのしながら安息できる時間は限られてんだ。
いつまでも平穏が当たりまえじゃないからなっ!。
自分の生まれた理由とは何か?、それをよく考えて行動しろよ。

あーっ! いけない私ったら、つい熱が入っちゃって乱暴な文章を書いてしまいました(_ _ )/ハンセイ
ということで、専用武器を装備したくなったら『職業安定所』に行きましょうね♪。

武器について編〜完


 ミクたちは[旅の手引き〜これであなたも立派な冒険者]を静かに閉じた。

『なっなんか、文章が途中でサイコパスな感じになってるっ!?』

 旅の手引きは、読むと途中から強烈な印象を少年少女に与えていくのだった。

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

G clef Link イバーノの町でクエスト3

文章で伝えたいことがあると熱がこもるヒトもいますね

次話
https://piapro.jp/t/gNjh

閲覧数:143

投稿日:2020/01/02 20:53:13

文字数:1,040文字

カテゴリ:小説

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