水面に映る私を見下す
平手打ちをして
直ぐに消してやった
本当を映すのが大嫌いだった


理想なんて何時までも
届かなくて掴めなくて
壊れたテレビをずっと見ている様
ソファに寝転びリモコンを操作
砂嵐の画面ばかりが映った

サビ
ほら、鏡を見てよ
無表情な筈の私が
笑っている
感情を壊して伸ばして
どうか無かったことに
なんて出来たらどれほど良いか
伸ばした手を押し当てる


小さな箱に自分を閉じこめる
鎖を巻いて
海に投げてやった
鏡の私が大嫌いだから


一人のお茶会
食器を構えて待機する
来るはずのない料理をずっと待っている
紅茶に映る私を見る
無表情なのに泣いて見えた

サビ
ほら、水面を見てよ
無表情なはずの私が
泣いている
砕いて壊して塵にして
どうか全てを無に
出来たらどれほど幸せか
伸ばした手を下ろした

ライセンス

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「鏡面」

鏡の私と空虚の私

閲覧数:24

投稿日:2019/03/24 16:53:26

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

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