【茜空、君想ふ】

s
ふわり、仄か立ち眩むように
還る記憶
遥か遠く 隔つ世界で 憂う

a
繋がった手は束の間
孤独に根付く 白昼夢の名残
a
幕引き告げる 蝉の音(ね)
引き裂いた距離 左手に添う熱

b
逢いたい それは いつか叶うはずでした
それでも 今も 触れられぬまま

s
ふわり、仄か立ち眩むように
還る記憶
常磐(ときわ)の君 募る恋慕は 永久(とわ)に


a
曖昧に蘇った
耽美な歌と 高鳴った心音(こころね)

b
添いたい そっと 秘めた私の我儘
忘れて 其処で 生きていてほしい

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ひらり、風が微かに撫でた
君の髪に
朧に舞う 淑やかな香(か)が ひとつ


再び 同じ 季節が巡るー

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はらり、紅(あか)が夕(ゆう)を散らして
灯(ひ)を背にした
茜空が 宵を導く 「さらば」

s
きらり、藍(あい)に線を描いて
星が滑る
それが喩え 世迷言でも 祈る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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茜空、君想ふ

秋ですね

少ない文字で壮大さを表現するの難しい…

同じ季節になると思い出す、
大切な人と 茜空の話。

閲覧数:3,712

投稿日:2020/09/10 01:11:32

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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