夜祭の神隠し
夜に映える提灯
駆け上る石段の音
どれも鮮やかすぎるね
君は風にさらわれる
露店はどこもにぎやかで
昔も今も変わらない
全てそうだといいけれど
思い出は闇夜に飲み込まれる
人混みに紛れて夢を見ていた
ずっと続くはずだった
背が伸びた僕は君を探す
花火の音が聞こえるだけ
はぐれないように手をつなぐ
浴衣を着た君が笑う
どれも霞み過ぎているね
恋蛍が飛んでいく
夜祭の前 夕涼み
そこに温もりを感じていた
壊れそうなほど細い君
僕は優しく抱き寄せ泣いていた
夜に映える提灯
駆け上る神社への石段
どれも鮮やかすぎるね
君は風にさらわれる
人混みに紛れて夢を見ていた
ずっと続くはずだった
背が伸びた僕は君を探す
花火の音が聞こえるだけ
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