肉片が音を鳴らして飛び散った
目の前は赤の惨禍
腐りきった秩序 歪んだ現状
ただ見ることしか出来ない?

駐車されたボックスに身を隠し
外野の様子に息を切らす

目深に被った帽子の奥は
光浮かばぬ水晶体

何もない何もないこの世の中に一瞥を
爆風が腹を破って臓器ぶち撒け
くだらない殺意振り翳す

洒落た口車に乗ったその人
敷かれたレールを歩んでは
自滅と破壊に心を躍らす

眼球が血飛沫をあげて転がり落ちた
グロテスクな光景 赤の悲劇
恥ずべき行為に打ちひしがれ
恨みと共に心を売った

建物の陰に身を寄せて
喉を抉り 声は死んだ

締め切ったコートの内側は
色も浮かばぬ無の世界

見えない知らないこの世の中に侮蔑の視線
聞こえない君もいないフラグが立った
漏れる吐息 濡れる思考

脳天貫通 脳漿宙舞い
耳朶撃ち抜き 最前線

夢の映像 脳裏にフラッシュ
明確な姿を現した


.2012

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予知夢と現実

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投稿日:2016/04/26 20:43:28

文字数:397文字

カテゴリ:歌詞

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