見送った背中も見えなくなって、馴染んだ日常も少しずつ変わってきて。
何気ないことも大事な思い出で、たまに思い出してちょっぴり涙こぼれるけど。
折り鶴、折っていると、どんな願いも運んでくれる気がして。
あふれる気持ちと、口ずさんだメロディ。
いつかきっと届く、あの雲の向こうへ。
時間は一方的に流れて行って。変ってゆく街並みは不安を煽り。
でも吹いている風の匂いはどこか懐かしいようで。
ずっと一緒だと思い込んでいた。
いつの間にか足並みはずれていって。
後悔ばかりしていたけれど。
きっと無駄だったと思いたくないんだ。
つむった目の奥には笑った君がいて、握った手のぬくもりを思い出した。
見上げた先に広がる青空は、あの日とつながっている気がした。
折り鶴、折っていると
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