空高く舞い上がるは紋白蝶
眠気覚ましにも為らない愚行に只笑えた
遙か下の地上で只俺は満員のプレス機で死んでいた

今よりも明日は素晴らしいとかなんとか誰かが言ってた

真っ黒になるまで汚ねえ所に押し込んだ羽翼は
もう穴だらけで飛べねえだろうと
夢も希望もがきの戯言だって笑って
あの彼方、地平線に捨てた

気付けば舞い上がったあの蝶は
焼け付く太陽の近くまで近づいて跳ね回る
きっと羽は蝋じゃないんだと俺は意味ねえ夢を見てた

命短しだかなんだかしらねえけど うるせぇな消えろよ

風下で脇役に満足していたズタボロの羽翼は
何も無いと言い訳もしない
一期一会が大人のモラルと噛まされて
ただ今を持て余し捨てた

あれもこれも逃げてればいいって 思ってた 馬鹿だろう?

真っ黒になるまで汚した羽を今更に取り出し
穴だらけでもかまわないんだ
イカロスよりも酷い羽でも飛んでみたい
ただ今を変えられるのなら

太陽の右側で無邪気と勇気を重ねた白い蝶
言葉無しに地上を見下ろして
今やっと言葉を捨てたこの俺を笑ってる
太陽は顔色も変えずに

只俺を見下ろす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

羽翼

バラードロックっぽいイメージです

閲覧数:47

投稿日:2011/07/06 18:59:35

文字数:475文字

カテゴリ:歌詞

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