神様は何故 千差万別な仕組みの僕たちを
惹かれ合うように創ったのか
どうして 大事な悩みの答えほど
決まった正解が無いように創ったのか
自分らしさを曝け出すにも
自分で責任を持てるようになるのが
どれほど難しいことか
それらに振り回されて 転がされる中で
器用に受け身を取った君と
生き残った僕だけが未来を創れるなんて
青信号だらけの空想話に花が咲いた
僕には禁じられた林檎を齧る勇気も
悍ましい箱を開ける覚悟もなくて
平和な頭蓋骨を枕に また夜は更けてく

初めて生きるを実感させてくれた君だから
死ぬ世界の相手も君がいいよ
二人分の荷物が置いておける世界で
一緒に笑うのはやっぱり君がいいよ
今日の話を忘れないで


宗教は何故 怖いまじないや地獄の在り方で
死にたがる者を止めるのか
どうして 命を終えるやり方には
僕たち正解をある程度 縛ったのか
君の涙を止めるためにある
気持ちが知識らに邪魔をされていくのが
どれほどやるせないことか
それらに振り回されて 転がされる中で
痣だけ増やしただけの君と
悟りきった僕だけが未来の表紙なんだと
赤信号飛び込む空想話に花が咲いた
僕には冷酷たる通り魔になる勇気も
他人から希望奪う覚悟もなくて
B級映画なんか横目に また夜を明かした

初めて生きるを実感させてくれた君だから
死ぬ理由もやっぱり君がいいよ
二人分の戸籍が消えただけの世界で
一緒に笑うのはやっぱり君がいいよ
こんな話を忘れないで


車が人を潰すように
猫殺しの罪が軽いように
はい論破で人を貶すように
次の日に路上で刺されるように
この世界と死別したかった僕らがいたように

初めて生きるを実感させてくれた君だから
死ぬ世界の相手も君がいいよ
二人分の荷物が置いておける世界で
一緒に笑うのはやっぱり君がいいよ

初めて生きるを実感させてくれた君だから
死ぬ理由もやっぱり君がいいよ
二人分の戸籍が消えただけの世界で
一緒に笑うのはやっぱり君がいいよ

地獄に返り咲く花の赤を
お揃うのはやっぱり 君がいいよ