Ding-Dong Bellflower

溶けた空　煙吐き出し 定型文
『返事が来ました』って
線だけが 二人の距離の証明だった
『こんな日は何が飲みたい？』
「どうだっていいから構わないで」

ニセモノの ホンモノの感情は
くすぶる心に種を蒔いた
「誰のせい？」
誰かのせいにしたくなって
また昨日に髪引かれるから

Ding-Dong 鐘の音はラテの味がした
苦くて甘さが沁みるの
いたいの
吸い上げる度に 下がる溜飲は
逃げ場所をずっと探している
Ding-Dong-Ringと鳴る　小さな文字が踊る
揺らいだ視界 水滴を
スワイプ スワイプ スワイプ
今日も 花は明後日を向いた
次の最後まで嘘を吐くよ
レイニー 永遠に

焦げた空 煙吐き出し
透明 紫隠したんだ
本当の声が聞きたい
熱量なんて喉を過ぎ去ったんだ
『どうだっていいなんて嘘じゃないか』

ニセモノの ホンモノでいいんだよ
気付いたなら もう落ちていた
手遅れな答えが耳を刺したって
ありふれた日々しかないんだ

Ding-Dong 鐘の音をどこへ届けよう
身勝手 赤い実はじけて
いたいの
夏空の青が 眩しすぎるね
「あれ、雨はどこへいったんだろう」
Ding-Dong-Ringと鳴る　小さな文字を綴る
コトノハの種　水をあげなきゃ
何度芽吹く 明後日の方向へ
次の最後まで嘘を吐くよ
レイニー 永遠に

Ding-Dong 鐘の音はラテの味がした
苦くて甘さが沁みるの
いたいの
「あのね、こんな気持ちはこれっきりで」
嘘の数がまた増えて 増えていく
『またいつか』は消えて戻らないよ
揺らいだ視界 水滴を
スワイプ スワイプ スワイプ
今日も 花は明後日を向いた
次の最後まで嘘を吐くよ
レイニー 永遠に

Ding-Dong-Ringと
凛と鳴る ベルフラワー！