G clef Link イバーノの町でクエスト1

投稿日:2020/01/02 20:49:52 | 文字数:1,126文字 | 閲覧数:54 | カテゴリ:小説

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RPGで話しかけると町の名前を教えてくれるNPCは親切なおじさんだ…たぶん……。

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TEXT
 

 3人は歌を唄ったことによって、なりかけホームシックから立ちなおっていた。歌に不思議なチカラがあることを3人は知っている。
 嬉しかったり、怒ったり、悲しくなったり、感情が不安定になってきても歌を唄えば笑顔が自然と戻ることを。

「新しい町に入るね……」
ミクは仲間の2人を引き連れて、町の中へ入っていった。

 出入り口の門をくぐると、見知らぬおじさんが声をかけてくれた。

「ようこそ、はじまりの町イバーノへ」

 見知らぬおじさんは、親切心ではじめて見る旅人に町の名前を伝えるのが趣味である。

「うわぁ〜っ、建物が多い。ニルスの村とは大違いねっ」

 イバーノの町は煉瓦《レンガ》で建てられた施設が軒並みに建造されており、町を行き交うヒトびとの数もニルスの村とは桁違いに多かった。

「下をみてよミクちゃん、レン。道路が田舎村だったニルスとちがって石畳よ」

 ニルスの村だとヒトが歩く道は土と芝生なので、雨が降ったりすると泥はねで靴が汚れてしまった。だが、イバーノの町は石を用いて舗装された道路なので、その恐れがない。

 さらに町のなかを歩いていくと愉快な音楽の旋律が聞こえてくる。音色に誘われて3人がたどり着いたのは、中央に噴水がある広場だった。
 噴水の周りに楽器をもった演奏家たちが、3人を誘う旋律を奏でていた張本人である。

 弦楽器を弾くヒトがベースとなるメロディラインを作り、それに合わせてドラムを叩くヒトがリズムを乗せていく。旅人を包む優しいそよ風をイメージさせてくれるオカリナの音色を奏でるヒトが、自分たちの周りで音楽を聴くお客に対し視線を送っていた。

 この愉快な音楽は噴水をリズムに合わせて水しぶきをあげさせ、周りにいるヒトびとを愉しく踊らせていく。ミクたち3人も心の底から嬉しくなり、他のヒトびとにつられ踊りを舞っていた。
 音楽が流れているこの瞬間、ヒトびとの心はひとつとなったのがわかり、演奏家たちは満足そうな笑みを浮かべた。

「みんなありがとう。さすらいの音楽隊ブレーメンの演奏を聴いてくれて」

 自分たちを、さすらいの音楽隊ブレーメンと名乗った演奏家の男のヒトは聴いてくれたヒトびとに対しお礼の言葉を述べていた。逆に音楽を聴いたヒトびとも、演奏家のヒトたちに対し歓声をあげていく。

「愉しかったね、みんな♪」

「いいんじゃない、この町。コレがまいにち聴けるなら、あたしはここで住もうかしら♪」

「愉しかったけど、旅をする目的を忘れるなよ2人とも」

『……』

 ミクとリンは自分たちの旅と云う使命を思いだして、テンションが下がり『ショボーン』となってしまった。
(´・ω・`)←こんな感じである。

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