「ミクー!!この資料今日中にね」
「はい!」

社会人一年目の初音ミク。
いつも毎日仕事で忙しい日々です
でも過去にはこんなことがありました・・・

「ありがとうございました!!」
「わああああああああああああああ!!」
アイドルだった
毎日が忙しく一日・一か月もあっというま
でもある日思った
私はこのまま生涯をアイドルとして、そして芸能人としてすごすのか
と思った
でも今の生活が楽しいからいいやとこの時は思った
なにも知らない私は・・・

朝のニュースに驚いた
「ここの事務所は今月いっぱいでつぶれます」
「初音ミクなどの有名事務所がなぜでしょうね。」
原因は事務所経営の人が不正なことをし、お金がなくということだった
私は驚きを隠せなかった
泣いた。泣いた。
おかげでレッスンに遅刻してしまった
事務所は私が気付いてないと思ってるのかしらないがなにもいわなかった
「ミクが遅刻なんて珍しいじゃない。」
「はい・・・」
「レッスン始めるわよ!!」
「はい!!」
この日のレッスンには全く集中が出来なかった
今日も今までどうりの時間が流れていく
でも今日と言う日は今までとは違った
共演者の様子がおかしい
仕事も減っていった
これは事務所が関係してる私は確信した
そして・・・今日が来た
もちろん事務所はつぶれた
私にはなにも出来なかった　他の事務所に入るかどうするか　迷った
芸能活動を進めるもののオファーが減り
自分からドラマの撮影のオーディションに行くことになった
しかしもらえる役は常に脇役だった
やっぱり無理だと思った私は

・・・芸能界をやめた

そして今に至る
過去の栄光はもう私の背中にはない
誰もそのことにたいして触れるものはいなかった
たまにサインを求めてくる人もいる
でも私は今こうして社会人。そして一般人としていることに誇りを持っている

一年後私は旦那が出来、子どももできた
今の生活はすごい充実している
「いってくるよ」
「いってらっしゃい」
「お父さん！！いってらっしゃい!!」