揺らぐ人の波を傍らに
夏の街は静かに影を纏う

風の変わりを肌で感じて
目を閉じればすぐそばに青春の足音

夕暮れを映すキャンバス
滲むように茜色がとけてく

空を照らし出す優しい輝き
広げた五線の譜に閉じ込めて
空へ届けるのこの声にのせて
返事が聞こえなくても
響け星空のメロディ


錆びた信号機を待ちながら
一人擦れたパンプスをただ見つめる

青い時間を忘れたように
上書きしてしまえるほどデジタルではないと

坂道を歩いて下る
暑いあの日の匂い思い出す

空を包みゆく小さな輝き
書きかけの五線譜に織り込んで
空へ届けるのこの歌にのせて
返事が聞こえなくても
響け星屑のメロディ


瞼の裏で繰り返す
空に星が降ったあの夏を
声を忘れた一瞬を
忘れないまま消せないまま
醒めない夢の中で

空を見上げれば一筋の光
憧れと夏の情景(けしき)を連れて
胸にしまってたあの夜を越えて
同じ光は今でも

空を照らし出す優しい輝き
使い古しの五線譜に閉じ込めて
空へ届けるのこの声にのせて
星の瞬きを聞いて
届け星空のメロディ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ノスタルジアメロディ 歌詞

閲覧数:120

投稿日:2018/09/17 22:26:54

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

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