街角 濡れた空 ぽつりと一人きり 雨
あなたのくれたバレッタを今もつける惨め
靡いた濡れ羽色 梳かした指はもうない
私の幸せは 今更 何処にあるの?

四つ角 青信号 人混み 降り出した雨
遠目に見えているのは いつか愛した人
並んだ靴の音が 隣を通り過ぎてく
似合いのお二人は何色の傘さすの?

二つの背中に目を逸らすことできず
藍染めをした道に 赤い華が咲いた

純情少女はスタボニー これでいいの これでいいのと
「全然平気」な強がり 抑えつけた スキの一言に 鍵をかけてよ


雨のち晴れた空 ちらりと瞬いた星
来世で会えたなら 隣で微笑めるかな
人波 取り残されて 行く当てもないのに
嘘でしょう? 遠くからあなたが私を呼ぶ

愛し人の笑み 傍に寄り添う女性
行けるわけないじゃない わざと目を背ける

恋情症状のアイロニー ここにいるよ ここにいるよと
頓珍漢なアプローチ 踵返し 足早に駆ける
誰か止めてよ

とても短くて熱い日々も終わってく
萎れ切ってた恋にさよなら


純情少女はスタボニー これでいいの これでいいのと
「全然平気」な強がり 明日になれば 全て終わるから

ーーいかないで!

情動少女は最後に 離れないで 離れないでと
人生最高の勇気を 振り絞って キモチ伝えたら 鍵をかけるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

純情少女スタボニー

雨の街で見かけたのは、私じゃない人に微笑みかける、私の好きな人。

ゴメスさんの歌詞募集(http://piapro.jp/t/fLQh)に応募させていただくものです。
前のバージョンにひらがなの譜割りを置いています。

スタボニー→「意地っ張りな、強情な」という意味を持つ形容詞stubbornを元にした造語。

バレッタ→髪飾りの一種
濡れ羽色→女性の髪の黒を表現する言葉
アイロニー→(穏やかな)皮肉

閲覧数:863

投稿日:2015/02/06 18:25:50

文字数:558文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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