リンさんの言葉が私に突き刺さる。

私は怖くなってすぐにその場を立ち去った。
「しっ、失礼します!」
外に出たら急に、挨拶に行った時、皆に言われたことを思い出した。

…あれは、リンさんに何か関係があるの…?


--次の日--

私は自分のロッカーを開く。
と、そうしたら、1枚の紙が置いてあった。

そこには、大きく「忠告」と書いてある。
…とっても可愛い字で。

内容は、
『ミクオ様に近づく・仲良くする・気に入られる、この3つの中で1つでも当てはまるようなことをしたら、この屋敷から追い出す』
だった。

何コレ…?

差出人は書いていない。
だけど、きっとあの人だ。

…リンさん。
昨日、用もないのにわざわざココに来たのは、これを置いていくためー…?


トライアングル * 第9話 *


午後3時、私はクオにおやつを持って行くのとついでに、さっきの手紙も見せてみることにした。
「失礼します」

クオはいつものように本を読んでいる。
…学校では、本を読んでることなんてなかったのに。
なんか、家だけで見れる素顔みたいで嬉しい…!


「クオ、おやつだよ。今日はクッキー!超美味しそう!私も食べてイイ?」
「ご勝手にー」

そういいながら、お皿に手を伸ばし、クッキーをとって食べるクオ。
そして私は、クッキーを食べながら言った。

「ねぇクオ?…これ、見てもらってもいい?」
クッキーを一枚食べ終えた後に、メイド服のポケットからさっきの手紙を出して、クオに見せた。
それを見た瞬間、クオの動きが止まった。

…え?

「…これ、いつもらった?」
少し経ったら、真剣な顔で聞いてきた。

「えと、今日来たら、私のロッカーの中に入ってて」
「この字と、こんなこと書くのは…リンしかいねぇな…」

やっぱり…。

「そういえば昨日、クオとグミヤ君と私で話してた時、リンさんが私のこと、隣の棟から睨んでた…」
「リンのヤツ、きっとミクと俺が仲良くしてんのが嫌なんだ。…わかった。リンには俺から言っとくから。変なことされたら言えよ!」
「うん…、ありがとう」

私はこの時、口には出さなかったが、疑問に思ったことがある。
…どうしてリンさんは私とクオが仲良くするの、嫌なんだろう?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

トライアングル * 第9話 *

こんにちは^^

今回はちょっと短めでしたね。。
あ、登場人物の名前がたまに違ってる所があるかもなんですけど、
そういうのがあったらメッセとかで教えてくれると嬉しいです^^

てか、間違えてたら本当にすみません;;

閲覧数:149

投稿日:2012/04/24 07:57:27

文字数:945文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    リン…忠告って…犯人ばればれだよww
    だって、字がかわいいんだものwww

    ミクはミクで、主人のおやつ食べるなしwww
    そして…君はそんなに鈍かったっけか?www


    いやぁ…しかし…黒いリンちゃんもくぁわいいなぁwww

    2012/04/24 15:34:13

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      やっぱりリンは字、可愛いよね!
      わかっちゃうよね!

      ミクはちょっとだけおもしろい人だからww
      でも、ちゃんとした料理人が作ってる高級クッキーだからww

      読んでくれてありがとうございました^^

      2012/04/26 22:31:48

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