タイトル未定(3)

投稿日:2019/10/17 15:03:02 | 文字数:595文字 | 閲覧数:16 | カテゴリ:小説

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ボカロ小説(童話)つづき

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 「タイトル未定」

3. 夢のなかのこども

 「忘れることって、大事だわ。」
 金色の少女が言った。
 
 「コップに注いだお水みたいに、いっぱいになって、溢れなければ、新しいものが、はいってこれないもの。」

 金色の少年が言った。
 「蜂蜜色に揺れる、この、ランタンみたいに? でも、倒れたら、燃えてしまうね。」

 少女は、少し、戸惑って、
 「今日、1日分の、容器で、1日分の、灯りなの。」

 こどもは、金色の夢を見る。大人になっても、この2人みたいに。肩にもたれた髪が、涙に濡れて、朝起きたら、癖になってしまうだろう。

 「あなたのこと、憶えてないの。」
 少女が言った。
 
 「あなたと何時出会って、何時から、一緒にいるのか。でも、そんなこと、どうでもよくなった。気づいたら、もうずっと前から、一緒にいるような気がするんだもん。だから、ただ、そばに居られることが、大事なんだと、気づいたわ。」

 少年が言った。
 「いつか、すれちがって、喧嘩しても?」

 「喧嘩した記憶、ないんだけど?」

 「きっと、生まれる前から、一緒だったんだよ。」

 「でも、私たち、双子ではないわ。」

 「同じだよ。みんな、空から落ちてきたんだから。」

 ここに、落ちたランタンが、太陽なら、それよりも深い夜が、海のように、白い波のような小さな星を散りばめて、窓にはりついていた。

 ガーリーで、キュートな作品を目指したいと思います。
よろしくお願いします。

 

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