【小説】サーチライト 5

投稿日:2010/01/11 23:11:34 | 文字数:1,099文字 | 閲覧数:91 | カテゴリ:小説

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久々にルカさん登場。

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「それで、なんでこんなことになったわけ?」
 長い桃色の髪の女性が、呆れた口調で言った。申し訳ありません、とミクは素直に頭を下げる。

 はぐれてから五日後、ルカはちゃんとミクを探し出した。
 水が調達できない状況だったら貴女死んでたのよ、と散々怒鳴った後、ミクを助けたリンに礼を言う、そこまではまぁよかった。一応口止めをしておけば、「翠の娘を保護した」くらいで罪に問われたりはしないだろう。
 しかし、リンはルカに言った。「あたしも連れていってくれなきゃ、裁判所に行きます」。

「なんで「魔族」のことまで話したんだ」

「だって、ちゃんと話せば諦めてくれるかと思ったんだもん……」

 リンの性格だと、一人でもレンを探しに行きかねなかった。それは非常にまずい。
 レンがもし指名手配や賞金首になっていた場合、それを探しているリンも厄介なことに巻き込まれかねないし、外見がここまで似ているとそれだけで裁判にかけられるかもしれない。

 ミクは、リンにレンのことを諦めてもらおうとして、彼も自分も「魔族」であり、首を突っ込むと面倒なことになると教えた。
 しかし、それを逆手に取られ、現在ミクとルカはリンに逆らえない状況になっている。

「いいじゃないですか。どうせミクさんもルカさんも、大した情報持っていないわけでしょう? だったら、仲間は多い方がいいですよ。ほら、あたし強いし」

 リンは、使いこまれた剣を構えて見せた。確かに、とルカが隣で言う。
 ミクにはまったく分からないが、武術の心得があるルカから見て、板についていたということだろう。

「ミクさんはその意味でまったく使い物になりませんし」

「確かに」

 あっさりと同意したルカをミクはにらみつけたが、事実なので反論できない。

「旅だって初心者でしょう? あたし、ここに定住するまでいろいろうろついていた時期ありますし!」

 ミクとルカは顔を見合わせる。
 本当はこんな危ない旅に連れていきたくはない。旅先で「魔族」たちの協力を得るにも、人間――だと思われる――の少女を連れていたのでは、色々と面倒なことになりかねない。
 しかし、二人だけで何とかなるという自信はまったくない。リンの申し出も正論だと思う。

「……どうしよう」

 選択肢などないに等しいのだが、ミクはルカに訊いてみる。最年長はルカなのだ、精神的に。
 ルカは重い溜息をつく。

「仕方ないんじゃない?」

 その一言に、リンは重い剣を持ったまま小躍りして喜んだ。
 はたしてこれでいいのだろうか……。ミクは溜息をついた。もう、ここから先は、後戻りできない。

とりあえずいろんなことに手を出しまくってる鏡音廃です。巡音も買ったようです。

マイリス→http://www.nicovideo.jp/mylist/18736642

オリジナル曲の二次創作・派生作品等は、ボカロやPIAPROの規約の範囲内でご自由にどうぞー。

小説の更新が滞ってますが、プロットはちゃんと出来てますよ><

http://hozue.blog-fps.com/

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http://v-nyappon.net/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=12234

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2010/2/17 追記
HNを秋穂(あきほ)から穂末(ほずえ)に変更しました!

2010/7/18 追記
ニコ公開三曲目となる「水鏡プリテンス」で、P名を頂いてしまいました(ありがとうございますっ)。

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一応、お仕事やコラボのことに関して書いておきますね。以下の文章は、状況によってコロコロ変わります。

現在、曲・絵の新規依頼は受け付けておりません。交流のある方(複数回のメッセージ交換が目安)からの依頼ならば検討しますのでご一報お願いします。
作詞ならば依頼を受け付けられますが、依頼理由はきちんとお書きください。

一つの作品を仕上げるまで根気強く手伝ってくださる(ここ重要)絵師さん、動画師さんは常に募集しています。
また、作品ごとにイラスト募集を(突発的・〆切あり)することがあります。

コラボはお互いに本気じゃないと自然消滅するだけですので、やるなら本気でやりましょう。一報したうえでの延期・降板は受け付けますので。

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