抱きしめて
硝子のように優しくね
傷一つ付けてはいけないの
見つめていて
汚れ無き瞳で判決を
罪など被るから乞いたいの
堕ちた地で
永久に続く柵(シガラミ)で囲ってあげるわ
涙よりも鮮血の祝福をあなたに



白い首には荊(イバラ)の
蜜を
細い腕には刺が似合うわ
至極苦痛の感謝祭

紅い唇 可哀想にね
絡んだ舌は切っておしまい
暗闇の中 見失ったの

私の大事な指は何処?
とても甘いのよ 食べないで


抱きしめて
全てを葬るその前に
戻れぬ平穏に居場所は無い
見つめていて
私はアリス囚われの身
シロウサギは追いかけては消える
辿りつく果てで
奪い返すわ私の愛しい両足を
いつか目醒めてあなたを会うの



無垢な薔薇を赤に染めては
歪んだ世界の法律はネコ
絵札は私を引き裂いた

鏡の中に忘れてたの?
記憶の欠片を探す鍵

願っていて
私は必ず還るから
森を抜けてあなたの元へ
間違わないで
抑えきれないこの感情
喰われたモノはワタシなの
嘆いていて
蔓延する煙を吐き捨て
ニクの塊(カタマリ)は呑まれてしまった



抱きしめてよ
狂うくらいに愛するの
もう一度足を捕まえて
見つめなさい
私はアリス 契約者よ
お食べよ、お舐めこの躯
残虐なまでに愉快な果実

ああこの夢はきっと醒めない永遠の物語


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

硝子少女

※グロくなってしまったアリス風な詩
黒ミクをイメージしました

閲覧数:161

投稿日:2009/08/16 21:19:16

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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