【 逃 が し て 】


孤独の黒に 怖れを抱いても
逃げ場など 何処にも無くて
指の隙間 想いは零れてく
滔々と ただ徒に

ねぇこんなにも 証が欲しいのに
その呼吸も 熱の揺らぎも
どうして愛は 重なり合わない
時は直ぐ 花を散らせる


爪を咬む癖がついた
嫉妬の数だけ 傷が増え
心の悲鳴に 耳を塞ぐ

此 処 か ら 逃 が し て


昨日と違う わたしが居て
全てを 奪い去りたいと
願った時 愛は初めて
欲望に変わるの

あなたへの 慕情
ふしだらな 切情
此の世界から 逃がして


愛と狂気の狭間は
誰にも 決められないけど
我儘なのには 変わりない

わ た し を 許 し て


あなたをわたしの檻の中
鍵を掛けて繋げたら……

小指の先だけでもいいから
あなたの方から 触れて欲しい
馬鹿な夢だと 笑われても
それが真実なの

こみ上げる 熱情
止まらない 劣情
此の世界から


逃 が し て


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

逃 が し て

――どうして愛は、重なり合わない。


■■■


「たぬき堂」より。
piemixさんとのコラボ曲。

閲覧数:799

投稿日:2012/05/08 18:36:40

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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