“誰”になれるのかな
窓の向こうの空を見て
自由に飛び回る鳥
羨んだいつかの僕ら

よそ見をしていても
流れてゆく季節
忘れはしない
置いていかなければならない
木漏れ陽のような日々

願っても願っても
このままじゃいられないと
だから僕らは焼き付けるんだ
僕ら此処にいたと
涙　溢れても

時に迷うけれど
それでも信じていた
自分を友を
後悔数える癖はまだ
抜けない僕らだけど

翼など持たないで
此処で生まれた人間（ひと）だと
だけど僕らは飛び立てるんだ
昨日よりも高くへ
別れ　抱きしめて

さよならは怖くない
永遠を追い越した
さよならは怖くない
此処にいた僕ら誇ろう

願っても願っても
このままじゃいられないと
だから僕らは焼き付けるんだ
僕ら此処にいたと
在りし　日の夢を

翼など持たないで
此処で出逢えた僕らは
心のままに飛び立てるんだ
独りに挫けずに
此処を　旅立つよ