【解釈小説】粉雪 【ぽルカなのか?】

投稿日:2011/09/23 13:31:57 | 文字数:1,218文字 | 閲覧数:1,180 | カテゴリ:小説

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ちなみに続きません。

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TEXT
 


―――――こんなにも、好きなのに。

     どうしても…素直になれない。
 
     だから、この想いは伝えられないんだ。

     それは、ふわりと舞い落ちる粉雪のように、

     積もっては…悲しく融けてゆく ―――――





<<【解釈小説】粉雪【ぽルカなんです】>>
 





――息が白い。

この日、街には粉雪が降っていた。

冬はただでさえ寒いのに、雪が降っていると、もっと寒くなる。

だから、私はマフラーをした。そして出かける。

そう、あの人が待っている所へ。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*




その人とは、駅前で待ち合わせしていた。

私はその人のもとへ、走る。


「…遅くなってごめんなさい。」

「あ、ルカ。大丈夫、あまり待ってないから」

「でも、神威さんを待たせてしまったのには変わりないです…」

「そんなことないって。俺、来たばかりだから全然待ってないよ」



そして、一緒に歩きだす。

神威さんは、高校で知り合った。

一応、神威さんは一つ上の先輩である。



――今日こそは、伝えるんだ。

「神威さんが好き」って、伝えるんだ。



神威さんと二人で出かけるたびに、そう決意する。

でも、いつもタイミングを逃してしまい、結局は伝えられない。



「今日こそは」って思うのは、もう何回目?

ただ一言、言えばいいだけなのに。

たった一言なんだから…簡単でしょ?

彼は、目の前にいるのに。

その簡単なことが、どうして出来ないの?


(ずっと、伝えられないのかな…)



そして、私は彼に見られないように顔を背け、表情を歪める。

この先ずっと「想い」は伝えられない、不安な表情に。



「――ルカ、どうしたの?さっきから顔色が悪いけど…」

「あ、え?な、なんでもないです…」

「そう?具合が悪くなったら言ってね」

しまった、彼に見られていた。

彼には、余計な心配をかけたくない。



そういえば、出会ったころに比べて、私たちは笑わなくなった。

毎日が楽しかった頃のあの笑顔は、二人の間から消えてしまった。



ふと周りを見れば、笑顔の人たちばかり。

その中には、カップルも混じっていた。



―― もっと可愛い子を、演じれば…また、笑ってくれるかな… ――


ふいに、そんなことを思った。


でも、どうせ気持ちだけが空回りするだけ。

思ってみても、始まらない。



埋まらない、この距離は何?

いつまでもこの距離なんて、悲しいよ。



出会った頃の、「二人」のように。

ただ、素直に笑い合える日は、来るのかな…

降り積もる「想い」は…また、手のひらで、融けてゆく。



そう、まるで粉雪のように。

のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。


IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。

全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。

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