もう助からないって知ってたって今もなお
歌い続けてる声は清々しくどこまでも
無人島に投げ出されたみたいな誰もいない教室で
机の隙間で聞こえる陰口のさざ波に足をすくわれる
どこにいても聞こえてくる"それ"は執拗に追いかけて
この小さな島には逃げ場がないってすぐに分かった
戦う術も知らない敵が誰かも分からない
仲間になろうよって手を差し出すのは
仮面を付けた自称"トモダチ"ばかりだ
屋上に上がれない見上げても淀んだ天井
次々に開けていく扉の向こうに誰かがいても
怪訝そうな顔でこちらを見つめて声はかけない
誰の目にも映ってる"わたし"は異物に見えていて
この小さな世界には味方なんてないって諦めた
間違い方を知らない勝ちが何かも分からない
早く良くなろうよって寄せ書き出すのは
笑顔を纏った通称"シンユウ"ばかりだ
並んだ文字が面倒臭そうに歪んで見える
体育館も校庭も自分はちっぽけなのに変だ
どんな電話ボックスより狭く感じて仕方ない
走っても走っても外には出られず息苦しい
出入り口に近づくほど記憶が朧気に滲む
「外ってなんだっけ」「ここってなんだっけ」
「うちってどこだっけ」「名前なんだっけ」
問いは答えに答えは無為に堂々巡りの無限遠点
足跡を消す音だけがザラザラ響いて鳴り止まない
誰を探すのかどこへ向かうのか狭まる視野
クスクス笑う廊下の壁に映った影が逃げていく
ここから逃げ出したいのにここがどこか知らない
誰か助けて欲しいのに助かるって何か知らない
隠れて震えていた体育倉庫の物陰奥深く
何かが落ちて息をのむ薄汚れたボール一つ
誰の手も触ってないのに弾み続けて跳んでいく
こっそり後から着いていくまるで誘っているように
追いかけた先には何も無く弾んだ音が後ろで響く
気付いたときにはもう遅く頭のてっぺんへ体当たり
少し弾んで腕に納まって訳も分からず弾ませてみる
ただのボールで勝手に動かないのは当たり前のこと
不意にバランスを崩して弾んだボールが顔に当たる
仰向けに転んだまま速度を上げたボールが飛び込む
目を開けると真っ暗で振り向くと見たことある青い星
その星までもが急に私めがけて一気に近づいてきて
汗だくで布団めくるとおなかの上に猫一匹
呆れてもう何も言えないまま重たいそれは
何も知らない顔して丸くなってまだ寝てる
「あんたのせいで悪夢だったじゃん、タマ」
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