さよならプロムナード

【歌詞】

さよならを告げる前に
綺麗な景色が見たかった
汗で滲んだ　書き置きは
ゆく先のない　わたしあてのメッセージ

あの日出会った
天使がくれた　翼は
夏風邪が見せた、蜃気楼
ふらり　体が宙を舞うまま
空の青に溶けてしまいたいな

夏、幻が魅せた小節の
間にはさみこんだ、 はずなのに
忘れさってしまってたな
別れの言葉も　言えないまま
もしも、最期の最期の瞬間に
またキミに出会えるのだとしたら
印をつけておいたからさ
見失わないように

夏のせいにして
投げやりになって
水面に浮ぶ、あの日の影
いっそこのまま、潜り込んで
水の泡になってしまえたなら

夏、夕凪に込めたエチュードや
放課後に鳴り響くピリオドが
思い起こして、切なくなる
伝えたいことも、言えなかった
仮に、私が消えてしまうときは
とりあえずキミに告げにゆくから
どうか、忘れないでいてほしい
君に贈るセレナーデ

ごめんね
私は強くないから
キミの隣にいられない　わかってるんだけど
だから、いつか最期の瞬間に
また会えたなら

夏、幻が魅せた小節の
間に挟み込んだ、はずなのに
何故か思い出せなくなって
青が、白く染まる入道雲
きっとどれだけ時が流れたって
わたしは、キミを、覚えているから
またね、ありがとう、それだけさ
さよならプロムナード

キミに出会えて良かったよ
さよならプロムナード