A
砂原(さいはら)の正義など
楼閣でしかなくて
壊れた剣はもう
重たすぎる
「いつでも側にいよう」
久々のヒトの声
眩しいその姿に
救いを知る
B
背後のひとつの影は誰のもの?
名も知らぬ君とどこへも
S
風をはらむ君の後ろ髪を追いかけて
岩石に阻まれても関係なく
砂すらも蹴りあげて走り抜けようか
希望の大地へと導かれるままに
A
最果ての東へと
星に呼ばれここまで
くずれた羅針盤(かざり)はもう
必要ない
「いつでも見守ろう」と
優しい君の声に
風のような姿に
救いをみる
B
一人分の足跡は誰のもの?
名も知らぬ君とどこでも
S
「僕を導くポラリスは君か」問いかけて
立ち塞がった大河も関係なく
水すらも蹴りあげて走り抜けようか
希望の大地へと導かれるままに
C
時に終わりはあるけれど
空に終わりはないんだよと
君が教えてくれたから
一人恐れる必要はない
B
恵み残し消えた君は誰なの?
名も知らぬ君はどこへか
S
風をはらむ君の後ろ姿はもうなくて
僕を見守る星がひとつあるだけ……
求めた大地についたときに君は
初めて振り返って風になって消えたの
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