都会の雑踏
前を向けず俯いた
ビル風に靡いた　荒れた髪の毛
胸など張れるか
何が僕に出来たの
ギターを背負って
これからどうしよう

心に残った　虚しさを埋めるため
大声で歌った　声枯れるまで
冷たい視線も　慣れてしまったみたいだ
馬鹿にされても　挫けずに歌った

いつか叶うさ　いつかはいつだ　
夢は焦りに変わっていく

空を見上げ　昨日を想い
たらればだけ　吐いている
あの日の君の理想像は
こんなんじゃないだろ
明日に向け　飛ばした希望
今日よりも高く飛んで
この先は明るい未来が待っている

変わらず路上で　歌い続け数年
今夜も一銭も稼げないけど
あの頃抱いた憧憬が僕を
今でもこの足を動かし続けてる

明日は変わるか　どうでもいいやもう
歌い続けるさ　いつまでも

失敗だらけの日々で
後悔だらけの日々だが
いつか君に言うから
間違ってないよと
今日も希望の歌を
声枯らし叫んで歌って
君の今は何一つ無駄じゃないよと

数年後に見た理想は
何十年も掛かったが
今が幸せなんだと心から言える
昨日までの自分達を誰よりも褒めようか

馬鹿にされても俯きながらも
焦燥感に駆られても
歌い続けた君は
間違ってないから
今日も一人歌ってる君に届くように
嗚呼　その先は明るい未来が待っている