母香炉女学園の謎! MEIKO vs GUMI! 第7話 時計塔の死闘(2)

投稿日:2010/03/02 19:35:36 | 文字数:4,155文字 | 閲覧数:359 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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☆オリジナル作品第5弾である、「母香炉女学園の謎! MEIKO vs GUMI!」の第7話です。

☆今回は時計塔最上階の造成の間の手前までの死闘3つです(3つ目は入り口だけですが)。

☆ルカさんが作ったマギカント、戦闘用に作り直したら、めっちゃ強いですね。

☆今回は前の話のnonta様のコメントでもありましたが、“ルカとミクの運命やいかに!”って最後です。

******

hata_hata様が、第1作目のきのこ研究所のイメージイラストを描いて下さいました!。まことに有り難う御座います!。
『「却下します!」』:http://piapro.jp/content/oqe6g94mutfez8ct

☆hata_hata様が、第2作目のきのこ商店街のイメージイラストを描いて下さいました!。本当に有り難う御座います!。
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<母香炉女学園の謎! MEIKO vs GUMI! 第7話 時計塔の死闘(2)>

(2010年4月11日(4日目)・夜・時計塔裏2F・水滴の間)

MEIKO:な、何ここ・・・。凄い湿気・・・・。
???:それはそうさ、ボクの故郷“イギリス”の雨を再現しているからね。
GUMI:レオン先生!。
レオン:のマギカント、“時計塔第二の刺客”、“水滴の間の主”だけどね。全くプリマのやつ、また面倒くさがって・・・。こんなにボクの所によこして・・・。まぁいいけど。で、そちらさん、全員で来る?、それとも誰か生け贄をよこす?。
MEIKO:また生け贄なのか・・・。全員で攻撃してもいいんだけど、ネルちゃんとハクちゃんがいるし、先も急いでいるし・・・。
レオン:生け贄は二人欲しいなぁ。それくらい数を削っておかないと次のやつに怒られちゃうからね。
リン:私とレン子が残るわ。
レン子:うん、ボクとリン、二人がここの相手をします。
MEIKO:なんか申し訳ないけど、今回もそのパターンで頑張ってくれる?。
リン、レン子:はい!。
レオン:ほんじゃま、残りの方々はそこの階段から上へ行って、次のやつに会ってくださいな。
MEIKO:遠慮なくそうさせて貰うわ。

リンとレン子以外のメンツは階段に移動して、3Fに向かった。

***

リン:1つ訊いていい?。随分余裕なのね?。そんなに自信があるわけ?。
レオン:あるよ。まぁプリマも同じく余裕綽々の対応をしているんだろうけどね。戦術からいうと二人ともイーブンだろうが。
レン子:なぜ?。
レオン:カイ子はプリマの情報を知らないが、プリマが知っているカイ子の情報は“役立たず”だけだから戦術のたてようがない。だからイーブン。
リン:じゃあ、あんたは“私たちの役に立つ情報を知っている”って事?。
レオン:“ロードローラー”がないのに勝てるのかい?。
レン子:!!、なんでそれを!!。
レオン:そして君たちは“そんなに仲が悪い”のに勝てるわけ?。
リン:あ、あんたどうしてその事を・・・・。
レオン:“人を見たら泥棒と思え”。つまり「他人はまず怪しめ」という“世の中を渡る大原則”だ。それ以上は話せないな~。
レン子:別にいいよ。おまえをさっさと倒して、上のみんなと合流する事にするから。その時にその事をMEIKOさんに話せば何かわかるはずだし。
リン:現役探偵さんだしね。
レオン:ほんじゃま、始めるかね。武器を取り上げられて仲が悪い双子姉妹のマギカントさん?。

ついに時計塔裏2Fの死闘が始まったのだった。

リン:ミカン爆弾!。
レン子:バナナブーメラン!。

レオン:甘いな、アクアウォール!。

レオンの声に反応して、部屋の水滴が集まって、大きな厚い壁を作った。

ボカン!!、カキーン!

ミカン爆弾は壁にぶつかり爆発し、バナナブーメランははじき返されてしまった!。

リン:くっ!、部屋の主だけのことはあるな!。
レオン:プリマもそうだけど、部屋全体がボクの武器であり、防具なんだよね~。それと1つ言わせて貰うと、そんなバラバラの攻撃では一生倒せないよ。情報通り、“仲が悪い”わけだけど、張り合い無いなー。あ、それとその程度の威力じゃ水の壁で十分回避可能だよ?。
レン子:し、しかたないじゃないか!、ロードローラーないんだし!。
レオン:普通の喧嘩ならそれでもいいけど、ここ、実戦場なんだよ?。そういうのは命取りになるんだ・・・・よ!!!!。

レオンは上に溜まっていた水滴を固まらせて、リンとレン子にぶつけてきた!。

ガン!ガン!

リン:いったーーーーい!!!。

ドス!ドス!

レン子:いていていて!!!。

固まった水滴はぶつかると壊れて普通の水に戻ったが、当たった衝撃を結構なモノだった。

レオン:アクアバレットの味はどうだい?。

リン:いったぁ・・・・・。
レン子:ちくしょう・・・・・。

レオン:でもまだまだなんだよねー、今度のは痛いじゃ済まないから避けた方がいいと思うよ。行け!TsuNaMi!。

レオンは右手を水平に右から左になぎ払った。すると周りの水滴が寄り集まり、大きな津波を形成して二人に襲いかかった!。

リン:(OK?)
レン子:(OK!)

リン、レン子:波動ウォール!

なんとリンとレン子は絶妙のコンビネーションで足下から波動を起こして、波の壁を作った!。レオンのTsuNaMiは思いっきりぶつかり、防波堤に押し戻されるかのように、反転してレオンを襲った!。

レオン:なんだと!!、つ、津波解除!!。

レオンはとっさに津波を分解して水滴に戻したが、運動エネルギーまでは拡散する事が出来なかった。襲ってきた大量の水滴を思いっきりかぶってしまった!。レオンは顔をかがめて、手を交差させて防御したのだが遅かった!。

レオン:ぶぉ!。

レオンは自分の作った攻撃で逆に水浸しになってしまった。

レオン:お・・・おのれ!、データに無い事を・・・・してきおって・・・!。

リン:まだ終わりじゃないよ。
レン子:そう、僕たちのは、これがフィニッシュなんだよね。

リンとレン子はポーチから小型のバッテリーと電極棒を取り出した。

レオン:な!、電気ショックか!・・・ははは!、馬鹿な!、この部屋は水浸し、そんなことをすればおまえ達も感電死するでh・・・・。

リン:それが、
レン子:そうじゃないんだよね。

リンとレン子は“ゴム製の長靴”を履いていた。

リン:プリマのワイン部屋に入ったときに、常備しているこの靴に履き替えて置いたのよね。
レン子:でもって、僕たちは、“ロードローラーの小型整備品”は“いつも持っている”んだよね。じゃあ、

レオン:ま、まて!、なんでおまえらそんなにコンビネーションがいいんだ!?。
リン:あんたらが調べたのは、前の私たちで“愛玩用”。
レン子:僕たちの今は“戦闘用”に作り替えられているんだよね。
リン:そのとき、調整されたらしいんだよね、仲が悪いの。
レン子:それと“二人で一人“のコンボ攻撃ができるようにもね。カイ子さんも同じくパワーアップしていると思うよ。だから前のデータは全く役立たず。そんじゃぁ、バイバイ!。

レオン:プ、プリマ!、気をつけろ!、奴らは、

リンとレン子が水たまりに電極を押しつけ、最大出力で電気を流した。スパークし水色に光る部屋!。二人はゴム長靴で何ともないのだが・・・・、

レオン:うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!。

ペキンパリーーーン!。

思いっきり感電し、煙を上げて悶えるレオンの右腕に仕込まれていたコア宝石“ターコイズ”は、感電と、レオンが悶えて両手を床にたたきつけた時の衝撃で、砕け散ってしまった!。

バッテリーの容量がなくなり、通電は止まった。

レオン:・・・・・・・・な・・・・・なんて・・・・やつら・・・・だ・・・・・。

全身が水色の宝石の塊に変わり、そして崩れて床に落ち、人間の姿は無くなった。残ったのはベースマテリアルのサンドイッチだけだった。

リン:あいつの言っていた“他人を見たら泥棒と思え”って事と、こっちのことを詳しく知っていた事、かなり気になるわ。先を急ごう!。
レン子:うん。

二人は靴を履き替えて階段へ移動し、駆け足でMEIKO達を追いかけていった。

***

(2010年4月11日(4日目)・夜・時計塔裏3F・切断の間)

MEIKO:うわ!、部屋全体が真っ赤!。

???:そう、全部“鮮血の赤”よ。
ミク:ミク!、国語のローラ先生・・・・・・のマギカント!。
???:それとここの名前は“切断の間”。
GUMI:な!、英語のアン先生・・・のマギカント!。
ローラ:もうその“マギカント”つけなくていいわよ。
アン:私もそうしてくださいな。
MEIKO:つまり、第3の刺客で、この真っ赤の部屋の主が、ローラとアンのコンビというわけですか。
ローラ:そ。
アン:二人がいっぺんで驚いた?。
GUMI:ここまでいろいろ出てくると、もう驚かないわよ。
ローラ:それは残念。
アン:ちょっと期待していたんだけどね。
ローラ:ほんじゃま、定番通り、全員攻撃?、それとも生け贄?。

MEIKO:ところで3つ目の部屋だからちょっと訊くけど、なんで全員攻撃を推奨しないわけ?。しかも残りは先に行かせちゃうし。
ローラ:それはね、ここのてっぺんの学園長から言われているからなのよ。“残しておけ”って。
アン:でもプリマだけは、自分とレオンだけで全滅させるって意気込んでいたけどね。
ローラ:だから、私も、そうね、二人くらい生け贄を差し出してくれれば、こっちも楽だし、残せるし。
GUMI:な・・・なんちゅー・・・・・・。
ルカ:それより、なんで“残す”のかしら?。
MEIKO:悪趣味な“余興”でも最後にやるつもりなんじゃないの?。私たち本人にそれを見せつけることで楽しむとか。
GUMI:あー、それあるかも。ゲームとかだとそんな感じでしたね。

ローラ:で、誰が残る?。

マギカント・GUMI(以降M・GUMI):私が残ります。
マギカント・学子(以降学歩):同じく。ここは私たち兄妹マギカントにお任せを。

MEIKO:ここの名前“切断の間”って言っていたし、ここ、鮮血の赤色だし、もの凄くアブナイと思うけど、大丈夫?。

忍者姿のM・GUMIと、侍姿の学歩はそれぞれの日本刀を束からとりだし、前に掲げた。

M・GUMI:私たちには、これがあります。
学歩:刃物には刃物です。唾競り合いできるから、安心ですよ。そう簡単には斬られません。
MEIKO:そ、そうなの・・・わかった!、もうここはお願いします!。

ローラ:決まったみたいね、じゃあ、先を急ぐ人はあの階段から、どうぞお先へ~。
アン:この先のマギカントとか学園長に宜しく~。
MEIKO:なんか調子狂うけど、遠慮なく先に行かせて貰うわ。

M・GUMIと学歩以外の残りのメンツは階段を駆け上がり、4Fに向かった。

更新は相変わらずゆっくり目ですが、安定してきました。

基本、テキストでのボカロ小説で活動してます。今は、

『Dear My Friends! 2期』
(最近は"ディアフレ!"って略記することが多いです)

を連載投稿してます。

たまにイラストも投稿してます。

コンテンツの利用に関しましては、事前事後問わず、コメントにてお願いしますね。

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作品へのコメント6

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    ご意見・感想

    nonta様、こんにちは!

    > マギカント達の情報は何処から知られたのか?そしてMEIKOさんとGUMIさんを、あえて最上階へと通そうとするというのは?

    これは徐々にわかっていきます。本来、MEIKOさん達とルカのマギカントしか知らない事を、なんでその場に居合わせてない学園長のマギカント達が知っているのか?。そしてこんな敵を作って通せんぼのような事をしているのに、MEIKOとGUMIは来て欲しいと言っている。矛盾しますよね。でも、ちゃんと理由があります。

    「他人を見たら、まず怪しめ」

    これが共通のヒントです。

    > どう見てもMEIKOさんにとっては好ましくない状況ということは確かですね

    事情を知っていて、テトをさらった学園長の事ですから、”友好的”な内容ではないですよね。最悪を想定しないとだめっぽいです~。

    > ミクさんとルカさんがピンチに

    最大のピンチです。造成の力を封印されてあり普通の人間であるルカさん、非戦闘用マギカントのミクさん、対するは、攻撃専門とサポート。さぁ、どうなるのでしょうか?。

    ご閲覧、コメント、ありがとうございます!

    2009/06/05 13:25:28 From  enarin

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    ご意見・感想

    hata_hata様、こんにちは!

    > 気持ち良い程の悪役っぷりでやられっぷりですね

    いやー最初の方の作品では、ボカロのキャラは内外問わず、”やられ役にしない”、事にしていたんですが、前回と今回は海外ボカロをこうしてしまったので、恐縮です。どうしても”ボカロでやられ役”を作らないとならなかったので・・・。

    > 堕落した人間から作られた結果

    そうですね。髪の毛の遺伝子を受け継いで作られるので、あのような行為や思考を持っているキャラ性も受け継ぎます。よって弱さも受け継いでしまうのですね。

    > 冷静沈着な判断力と攻撃の格好良さ!

    これはヒーローモノ、一部を除いたゲームの設定である”極端に正反対である勧善懲悪”を取り入れてます。こういうヒーローモノの作品だと、そうしないと、目標がぼやけるんですよね。でも”意外性”だけはこれとは関係ないので、取り入れてますよ~。

    > マギカント達が全員生き残ったとして、enarinさんが彼らをどう扱うのか、興味深いです

    実は最後で2つの案があり、どうしようか、困ってます。定番のハッピーエンド線路にしようか、やむ得ない最後にしようか・・・・。いろいろ練っております!。

    > かなりピンチっぽいですが

    はい、かなりのピンチです。なんせ普通の人間であるルカさんと、非戦闘用マギカントのミクさんですから。対象的に相手は攻撃専門+サポート。さぁ、どうなるのでしょうか?。

    > う~ん、良いところで終わるなぁ~w

    はい。こういう定番のひっぱりを使ってます。意地悪といえばそうですが、私も読者もワクワクするとは思ってます~。少年漫画ではよく使われますよね。

    ご閲覧、コメント、ありがとうございます!

    2009/06/05 13:18:32 From  enarin

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    ご意見・感想

    nai☆様、こんにちは!

    > カイト…もとい、カイ子がやって来て氷のナントカで助けるのかな?と思ったけど

    実は第9話くらいで書くつもりですが、”ある理由”で自分の担当フロアより上には、状況がある条件を満たさないと勝っても進めないようになっているんです。マギカント達はそれを知らずに上に向かったので、階段で足止めを喰らってます。なので”助太刀”にはいけないんですよ~。

    > 真双津さんも・・・

    これは調べました~。私もちょっと昔、DVD-Rに録画していたアニメの凄い名前のキャラでしたね。刀のカテゴリは某アニメの五右衛門さんの刀(こっちはこんにゃく)と同じですね~。それにしても、この二人の刀、日本刀とは思えない”硬度”を誇ってますね。本当は日本刀は”横からの力には弱く、折れる”んですが・・・。まぁ特別な刀ということで・・・。

    > アル先生が「オレサマ オマエ マルカジリ」とか言い出すんじゃないかと

    フフフ。JIMの起用も然り、皆様のコメントを部分的に取り入れていくのが、今回の1つのポイントでもあるので・・・。

    > “造成者の力”

    まさに”造成する者の力”です~。言ってみれば”マギカントを造成して召還できるサマナーの力”に近いですね。魔法造成陣と言霊を描ける+宝石とベースマテリアルを選べて、さらにそれによりマギカントを造成出来る者。それを封じられてしまったという事です。ルカさんは人間。ミクさんは愛玩用で非戦闘マギカント。どうなるのでしょうか?!。

    > ネギトロコンビ

    これは”はまります”ね。ぴったりのコンビです。

    ご閲覧、コメント、ありがとうございます!

    2009/06/05 13:05:43 From  enarin

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    ご意見・感想

    こんばんわー!

    学園長側のマギカント達。気持ち良い程の悪役っぷりでやられっぷりですね。
    この思慮の足り無さは、元が教師とはいえ堕落した人間から作られた結果でしょうか?
    それに比べてリン達マギカントの、冷静沈着な判断力と攻撃の格好良さ!
    勿論元になった御本人たちがいる訳ですが、この展開、一ボカロファンとしては
    どちらに感情移入するかといえば・・・ねぇw
    マギカント達が全員生き残ったとして、enarinさんが彼らをどう扱うのか、
    興味深いです。

    しかし力を封じられたルカさんと、愛玩用のミクさん。かなりピンチっぽいですが、
    いったいどうなる!!自力で切り抜けるのか、カイ子達が間に合って救う事になるのか?
    MEIKOさんとGUMIさんは一体何を見るのか!!
    う~ん、良いところで終わるなぁ~w

    次回も楽しみに待っております!ではでは~ノシ

    2009/06/05 02:16:50 From  hata_hata

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