Ａ
目の前に閉じた扉
指で触れたら
明日を知らない不安を感じた

Ａ
入り口を探し歩く
気付かぬうちに
うっかり入ってしまわぬように

Ｂ
理解と願望が上下して
ぐるぐる廻る
白馬に乗っているのは
王子様じゃなく
もう一人の自分だ

Ｓ
『私はいつになればそんな風に笑っていられる？』
『もうすぐきっとわかるよだから早くねぇこっちにおいで』

Ａ
まだ開かない扉
鍵ははずれて
未来の私は語りかけてくる

Ａ
馬車の中座る
子供のままの
私を外に連れ出す様に

Ｂ
守られているだけならば
安心だけど
１人で立っていくには
扉開けなきゃね
もう廻るのは終わり

Ｓ
『戸惑いボーダーライン飛び込めない私を許して』
『大丈夫飛び込めたらすぐ慣れるよメリーゴーアダルト』

Ａ
もうすぐ開く扉
耳を澄ませば
未来の私の鼓動が聞こえた