G clef Link フォレスタ・キングダムを目指して5

投稿日:2020/02/17 15:46:18 | 文字数:2,129文字 | 閲覧数:46 | カテゴリ:小説

ライセンス: この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

次話
https://piapro.jp/t/7IoZ

僕は自分ルールで主人公サイドのキャラクターに声となったヒトの名前をつけるようにしてます
理由については、キャラクターの声となったヒトをリスペクトする気持ちと、そのヒトの名前を知っていて欲しいからです

前のページへ
1
/1
次のページへ
TEXT
 

[職業変更]

フーガ・バーンシュタインさんの職業を変更します

剣士←SELECT
魔術師
シーフ
ファイター
ダンサー
シンガー

フーガ・バーンシュタインさんは[剣士]に職業変更しますか?

YES←SELECT
NO

フーガは職業をニートから剣士に変更した


「ミクちゃん。僕もダンサーから、剣士に変えてね」

「うん。わかったわ、レン君」

レンはダンサーから剣士に変更した

 レンは心のなかで思った。

 ──今回はリーダーがスムーズに職業変更してくれたよ。前回はクシャミのせいでダンサーにされてしまったから、僕はようやく自分のやりたいことができる。
 そもそも…僕がダンサーになったって言っても、バトルで活躍しなかったから熟練度もないしね……。

「ありがとうミクちゃん。さあ、クエストを受けに行こうよ」

「やっぱりレン君、魔術師のほうがよかったかな?」

「剣士でだいじょうぶッ! 役割も半々に分かれてバランスも取れてると思うよっ!?」

「それもそうだね♪。じゃあ、1番の窓口へいこう」

 この時、レンは──やはり、天然なリーダーの予測不能な思考回路は油断ならないと思った。

 パーティーメンバーは気を取り直して、クエストを受注しにいくのだ。今度は受付のお姉さんも、出迎える視線に優しさが含まれていた。

「では、クエストの依頼主に連絡しますね」

 受付のお姉さんは受話器を取って黒電話のダイヤルを回した。

「もしもし。わたくし、ヴェネトレイツの職業安定所の者でありますが……。あっ! 貴方はまさか、カリスマ騎士のローランドさんですか!?」

「????」

 受付のお姉さんがする、やり取りを見ていたミクは、なぜ……このヒトが電話越しに“ときめいて”いるのだろうと思った。

「私、あなたの大ファンなんです♡。こんどフォレスタ・キングダムで催される、お姫様の誕生日祝儀の際、騎士の皆さんへ遭いに行きま〜す♡」

 そして、受付のお姉さんとクエスト依頼主のコンタクトが終わった。

「はい…。では、依頼主の御方は今からフォレスタ・キングダムにきて欲しいって言ってますよ。あぁ〜っ、し あ わ せ〜っ♡」

「どこにそんな話題があったんッスか!?。完全にお姉さんが今、個人的な会話してただけじゃないッスか!?」

 レンは受付のお姉さんがしていた電話のやり取りへ、難色を示していた。恍惚した表情にセリフの部分へ♡マークが入ってしまうほど、電話の相手に心を奪われているからだ。

「フォレスタ・キングダムは、この町から北へ徒歩、10分向かった先にあります。扉の開いた大きな城門を抜けたら、騎士団の兵舎へ向かってください♡」

「あっはい…わかりました。みんな、目的地は近くみたいだから行ってみる……?」

「いこいこ、ミクちゃん。あたしたち、はやくGを稼がないと」

 こうしてパーティーは、職業安定所を後にした。ランマルコ広場へ出てきた4人、あのヒトの電話のやり取りは何だったんだろうと想い老けながら歩いていると……ドサッと先頭を歩くミクが誰かにぶつかってしまう。

 その反動で、ミクは地べたへ尻もちを着いたのだ。

「キャッ!? ご…ごめんなさい……」

「すまない…私も前を見ていなかった」

 ぶつかった相手は女性であった。その女性は、放浪者のような出で立ちでクールな口調を持ってミクに謝罪する。
 女性はフードの付いた白のストールマントを羽織っており、顔がはっきりと見えないが、フードの隙間から僅かに見える“赤銅色”の瞳孔に暖かみがあった。

「怪我はないのか……?」

 クールな口調の女性は転ばせてしまった少女の手へ、自身の手を差しだす。女性が伸ばした手には手の甲から手首にかけて包帯が巻かれており、これは彼女が手練れの戦闘経験者であるとミクに思わせる。

「私は大丈夫です。ありがとうございます」

「なら良かった。では、失礼する……」

「……!?」

 フードで顔を隠した女性が自分たちの前から去ろうとする瞬間、フーガの脳裏に幼少期の記憶が蘇っていた。


我が名は、ロア・エリティア・ハイゴーと言う名の者だ……。
君のお母さんから、預かりモノがある……。
受け取ってくれ……。


 脳裏に蘇る記憶とは、彼が幼少期に背中へ大剣を背負う男性からブルースカイ・ジークレフを渡された思い出だった。

「まさか…あのヒトは……」

 しばらくのあいだ、彼は自分たちの前から去っていく女性の後ろ姿に見とれていた。何故なら女性の歩く姿が、ロアと名乗っていた男性と同じだと思うからだ。

「もう! ミクちゃん、ちゃんと前みて歩かないと危ないわよ」

「うん、心配かけてゴメンね。リンちゃん」

「あの女のヒト、凄く強そうだったね。手に包帯を巻くなんて、ファイターやってますって言ってるようなもんだよ。恐いヒトじゃなくて良かった〜っ」

「ヤングレディ、ガール、ボーイ。彼女はおそらく…ぼくたちの仲間だ……」

『えっ…!?』

 光りの聖者として旅をする彼らの宿命《さだめ》は、先人たちの残す新たな繋がりを見せていた。

スマホ越しに笑ってください
クリエイターさんたちを応援するために来ました

もっと見る

作品へのコメント0

ピアプロにログインして作品にコメントをしましょう!

新規登録|ログイン

オススメ作品10/31

もっと見る

▲TOP