雨に濡れて
乾いた指先で
なぞる愛のうた

もう二度と
会うことはない

残酷だけが、景色を染める。

僕が雨になっていたなら
君はここにいられたのかな
帰ることができたのかなあ？
僕には、還る夢もない。

雨に濡れて
汚れた僕の手が
願う世界のうた

もう一度
やり直せたら

絶望だけが、瞳に積もる。

僕が雨になっていたなら
君は今も笑ってたのかな
朝を目指して行けたのかなあ？
僕には、明ける夜もない。

雨に濡れて
乾いた指先で
願う世界の、愛のうた。

もう二度と

もう二度と、

願う世界の、愛のうた。