アルビノ【VY1 他5人】

雨乃ちゆき

孤独な少女のうた。

<追記>
2016/8/23 mix修正

『アルビノ』
作詞・作曲：ゆき

今日も居場所はどこにもなくて　刺された後ろ指が痛くて
憎むように、蔑むように、憐れむその視線が怖い

いつも仲間はずれの私は　ずっとひとりぼっちの私は
あなたみたいに誰からも好かれる日を夢に見るけど

悲劇のヒロインにはなれなくて　いつも悪者扱い
あなたがくれた傷口から　流れる血の色は同じだよ

ひとりにしないで

ただ、私の名前を呼んで欲しい　あなたと同じ一日を過ごしたい
「どうして？」が支配する胸を　臆病に、卑怯に、黒く塗り潰した

いつも仲間はずれの私は　ずっとひとりぼっちの私は
あなたみたいに誰からも好かれる人になりたいけど

何度、罵られても慣れなくて　隠しきれずに零した
すくいを求め泣いてみても　あなたは悪気なく嘲笑うだけ

なんだかずるいね

孤独の苦痛に喘ぐことが　生まれた罪への償いならば
生かしてくれなくていい　許してくれなくていい　
痛い怖い辛い嫌い暗い惨いもう死にたい

ただ私の声に気づいて欲しい　叫べど、喚けど、泡の様に消える
どうせ届くこともないのなら　嘆くのはやめだ

ただ私を忘れずにいて欲しい　「ここにいた」それだけは真実だから
そうして透き通っていく肌に　静かに、密かに、赤い花が秘密に咲く

私の名前を呼んで欲しい　あなたと同じ一日のはずなのに
どうして愛されないのかも　永遠に、無窮に、知らず枯れていく