積もる白に佇む青が映えて
それはまるで 氷に命が宿ったような
冷たい だた冷たいその手を取るのだ
積もる白を赤い跡が這って
最期はせめて 温もりを求めるように
冷たい ただ冷たい息を吐くのだ
ああ
ああ
これからどうすればいいのか
それでもまだ分からなかった
傍らに転がるボーガンの
赤い切っ先を向けて
さあ
答えを見つけよう
積もる白に薔薇が二輪咲いて
それでもまるで初めから何もなかったように
右手の だた冷たい矢尻を取るのだ
そして
積もる白に佇む青が映えて
それはまるで 氷に命が宿ったような
冷たい ただ冷たいその目が合うのだ。
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