「…リン、何やってんの?」


「あ、レン。レンも一緒に黙祷する?」


「なんで黙祷?」


「マスターが、今日は『慰霊の日』だからって言ってたの」


「…こっちじゃ関係ないと思うけど」


「大事なのは気持ちなの!ほら、レンもこっち座る」


「はいはい。ん?その花は…」


「これ?マスターのお家から送られてきたんだって。月桃(げっとう)って言うらしいよ」


「ふーん…変わった匂いだな。花の形も、ちょっと不恰好だし」


「そう?私は好きだよ。色も綺麗だと思うし」


「別に、嫌いとは言ってないよ」


「ちなみに、花言葉は『爽やかな愛』なんだって」


「『爽やかな愛』、ね」


「でも、『爽やかな愛』ってどんな愛なんだろ?甘いとかなら、なんとなくイメージできるんだけど…」


「まあ、俺もよく分からないけど―」


「…っ?!」


「大事なのは気持ち、だろ?」


「…ふ、不意打ちとかズルい!」


「油断してるリンが悪い」


「なっ…そ「リ~ン、レ~ン、飯だぞ~」


「あ、マスター。リン、飯だって」


「れ…レンの馬鹿ぁっ!!」


「…リンの奴、どうかしたのか?あんな真っ赤になって。口調と表情も、なんか一致してなかったような…」


「さあ?なんでだろうね♪」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月桃の花言葉 -鏡音ver.-

鏡音で書いてみました。テトさんの方を書いたら、衝動的に書きたくなった(ノ∀`)
そして、テトさんのより先に完成したのは内緒(ぇ

え?レンはリンに何したかって?………それはご想像にお任せします←

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投稿日:2010/06/23 08:09:53

文字数:552文字

カテゴリ:小説

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