リセットされた感情を好きになりたい
儚い箱庭に咲いた淡くて透けそうな月で
見えてしまう時ほど悲しい時はないよ

リセットされた心に名前をつけて
汚い空園に架けた心が散りそうな月で
産まれてきたことほど儚いことはないよって

云ったら、鼓膜が、「聞こえないよ」って
残して、僕から離れていった


俯いた、ふりして、花が散っていく
いつも、僕だけ置き去りにされて


午前四時の静寂が風鈴を連れて泣き出すの
また会いたいよって でも会えないかもしれないって
呼吸の音も鼓動の音も忘れて飛び降りていく
降ってくる それはとても悲しそうで
降ってくる それはとても悲しそうで






忘れたくて仕方なかった
不安で生きたくなかった
なんてもし君に今言えたら、
笑うかな そうだよね きっと笑えよ






褪せていく思い出を永遠にしたい
自意識ふらふらで 吐息の淡さ 刺さりそうな声も
落ち着いてみたら それでもあの月は見ていた

埋もれていく空気の音を永遠にしたい
夏風土砂崩れ 朧の死体 無くなりそうな声も
いつか いつの日にか 降り注ぐ世界へ



午前四時の哀しみを誰かに話せる時が来ても
ふと振り返ったって ずっと振り返ったっていないから
未明の音も日暮の音も忘れて飛び降りていく
降ってくる それはとても悲しそうで
降ってくる それはとても悲しそうで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

残灯サイレン

巡るのを知らずに生きてきた

閲覧数:75

投稿日:2016/11/28 07:07:58

文字数:595文字

カテゴリ:歌詞

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