ささやかなアドバイス

投稿日:2020/03/26 17:22:05 | 文字数:919文字 | 閲覧数:(計測中) | カテゴリ:その他

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「はぁあ。なんで俺こんな出来ないんだろうなぁ」

これは俺がいつも思っている事だ。

俺はサッカー部に所属している。
夢はサッカー選手だ。なんて胸張って言える実力は無い。
それでも俺は、昔実際に見に行った試合での感動と憧れを捨てきれずにいる。

うちはあまりお金が無くて、暮らしが不自由な程ではなかったが習い事ができる余裕はなかった。
だから、中学で入った部活で初めて、まともにサッカーをやってる。

まわりのやつらはみんな小学校のころからクラブに所属していて、みんな上手かった。そいつらはいわゆるカースト上位のやつらだった。

俺は置いてかれた。実力的にもそうだが、話が合うようなやつらでもなかった。孤立だ。

「サッカー上手くなりてぇなぁ……。」

「それは、どっち??」

「!?」

急に話しかけられてびっくりした。話しかけてきたのは小学校からの親友だった。

「なんだお前か。急に話しかけるなよびっくりすんだろ」

「ははっ、悪かったよ。で、どっちなんだ?」

「どっちって……何がだよ??」

「お前の言う上手くなりたいって言うのは、意欲?それとも願望??」

「???」

よく意味がわからなかった。
急に何の話をしているんだろう。

「あー、つまり、上手くなりたいからいっぱい練習しよ!!頑張るぞー!!って感じなのか、ただ、上手くなりたい!!って願うだけの願望なのかってこと。」

「!?」

あ………

「それだけでも、だいぶ変わるんじゃねぇの??」

お前は分かってたのか。

たしかに俺が言ってたのは願望だったのかもしれない。

落ちこぼれた俺を俺自身がそのままの評価をして、勝手に限界を作ってたのかもしれない。

俺にだって可能性はあるんだ。
俺の気持ち次第だ。

「あー…ははっ、はいはい。ありがとな」

「どういたしまして。笑」

俺は出来る。まだ頑張りきれてない。
向上心を持て。憧れから逃げるな。

サッカーはチームワークだって大事なんだ。
仲間を大事に。まずは話かけよう。

俺の気の持ちようで結果は変わる。
教えてくれてありがとう。俺の親友くん。
君の声が聞けてよかったよ。


もう居ないはずなのに。

(プロフィールはありません)

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