静寂に託けて浮遊する
精神の針
黎明に憐れみを傾けて

感情に流された技巧など
崩落の穴
計算に滲み出す悲しみは

偽りの月に断罪を
彷徨える羊に温もりを

夜明け無きこの窓前に
止む事ない暁光を
空はやがて紅く染まる
憂い無き瞳孔に写る
美しい世界

慟哭と通い合う色の無き
復讐の牙
漠然と震え出す掌は

脚色に絆された打算こそ
顛末の示唆
暗雲に見出すは欠落の

真実の鐘に光明を
流れ逝く魂に祝福を

立ち籠めるこの運命に
ただ少しの導きを
空は不意に闇と嗤う
帰結無き推論に暮れる
褐色の夜明け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

推論の窓前

哲学する犯罪者シリーズの対をなすものを作りたかったので。

閲覧数:64

投稿日:2012/10/24 23:51:26

文字数:252文字

カテゴリ:歌詞

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