街明が私の前を通って行く
あれ?
おかしいな
私が動いてるのか

あはは
頭がぼーっとしてる所為かな?
何か頭があんまり働かないよぅ


この臭いはエーテル麻酔かぁ
冷たいなぁ 身体がなんだか
動かしにくいよ
冷たいなぁ
さっきから目が冴えて全然眠れない……
冷たいなぁ

今の時間は?
午前2時

あれ?
今何か止まった?
気の所為かなぁ?
気の所為じゃないよね?
何かがすごい速さで変わっていってる……
気がする

なんだろ?
変な感じ




あ,ライター
誰のだろ?
落とし物かなぁ?

…………

なーんだ
オイル切れかぁ……
これじゃあ何にも燃やせやしない
だめなライター

でも何で?
身体の中がぐつぐつじゅーじゅー言ってる
熱いよ
熱いよ
もう冷たくない
熱いよ
熱いよ熱いよ










……だったらいーな
嘘がいいよ
こんなこと
夢じゃヤなの
嘘がいいの



君の首を絞めたんだ
今日ね
君はバタバタ足掻いて私に助けを求めてた
でも私はぎゅーってし続けた
だってそうしたかったから



しなきゃいけなかったから



っていう夢を見たんだ!
光がいっぱいのお昼だったよ
君の細い細い喉は簡単にパキッっていってピコンって跳ねてたねぇ
私?
私は笑顔で嘘君を見て目から喜びの汁を流嘘したんだ

嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
ごめんなさい

私は泣顔で君を見て目から無色の汁を流し嘘たんだ

流してないよ
そんなこと言ってないよ
流しそうにもなってな嘘いよ





私は今何処にいるんだろう?
目の前には
かくゆーごーろ

飛び込んだらどうなるかな?
入ってみたいんだけど駄目かなぁ?
ほら
あそこにある真っ青な光
すごい綺麗だよ
私もここに入ったらあれみたいに綺麗になれるんじゃないかな?
私,綺麗になりたいの
今みたいな汚いのはヤ
私は綺麗にならなくちゃ

それとね
ここに入ったら私,赦されるような気がするの

何を?
そんなの分かんないよ
誰の?
そんなの分かんないよ

何で?

赦されたいから 全てを









私は今マスターと一緒にお家にいます
でも今は中と外の間
べらんだにいるの
階段を昇って行く音が聞こえる

待って!
私を中に入れて!!
こんな冷たくて熱いところに置いて行かないで!!!

ほら暗くなってきちゃって陰も出てきた
陰が……

助けて!!!!
陰,怖い
陰はずっと私を追って来る
逃げられないよ
何で?
それに時間が経つに連れてどんどんどんどん大きくなっていくでしょ?
私,食べられちゃう……

後ろを向くと陰よりももっともっと大きな空
それは私の前の小さな窓に小さく映っていた
私も小さく小さく映っていた


夕暮れ空は拡散する
かくさんした
バラバラになっちゃった
パリーンっていって私の手には水
赤色だよ
泣き腫らしたみたいな窓に映ってた陽の赤
この2つは残念だけど全然違うものなんだ

美しい赤と汚い私の赤



そうやって私の目の前の世界は死んだ
ううん
間違えた
ingだ

溶けるみたいにゆっくり死んでいるところです




君の首を絞めたんだ
昨日ね
君はバタバタ足掻いて私に助けを求めてた
でも私はぎゅーってし続けた
だってそうしたかったから



しなきゃいけなかったから



っていう夢を見たんだ!

いつの間にかもう夜みたい
寝ちゃってたんだ
春風にカーテンがゆれてる
部屋へ続く道にはキラキラ光る光のカーペットがひかれてる

ジャリ
何か足に刺さってる
ま,いっか
全然痛くな嘘いし,それどころか何か気持ち良嘘いなぁ

嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
ごめんなさい


ジャリ
もう一歩
何か足に刺さってる
刺さってないよ
そんなこと言ってないよ
全然痛くなん嘘かないよ


唇が切れていた
「     」
あれ?
「     」
どうして?
声が沫みたいに消えちゃう……
何で?








私は今何処にいるんだろう?
目の前には
核ゆーごーろ

飛び込んだらどうなるかな?
入ってみたいんだけど駄目かなぁ?
ほら
あそこにある真っ白なモノ
なんだろ?
私が映ってる
……汚い私が
やめて!!!
私はマスターに拾ってもらって綺麗になったの!!
もう汚くないの!!!!

汚い私は汚い顔に汚い笑みを浮かべて笑ってた
そんな汚い顔でこっちを見ないで……

でも,此処に入ったら私も,もう一度自由を手に入れることができるの?
私,綺麗が好きなの
今みたいに綺麗なのが大好き
なのに……
今の私はヤ
私は綺麗にならなくちゃ
綺麗だけど汚いの


ここに入ったら私,あの時に戻れる気がする
違う!
戻れるって何なの?
今の私,綺麗でシアワセよね?
もう,どうなってるの?

でも私の今の1番の願い事
それは…………


願い事?
そんなの貴方みたいな分際が持っていいものだと思ってるの?

ごめんなさい
でも,私,

また昔みたいに心から安心して眠りたいの








時計の長針
テレビの司会者
其処にいるんだけどいないもの
見えない誰かの笑い声と飽和して反響する
見えない誰か?
誰?
この中には私しかいない
世界には私しかいないの?
他の皆は?
世界は全部でこの入れ物?
そしたら世界には私しかいないことになるけど,そしたら『君』って何なの?
今,頭は核分裂中です







さっきからキーンって音がする
耳鳴りっていうやつかな?
助けて
私,耳鳴りに潰されちゃう
誰かこれを止めて……
助けて…………








誰も皆消えていった

入れ物の中から飛び出したらたくさんの人がいるって聞いて出てきた
みんな,何で寝てるの?
こんなところで寝てたら風邪ひいちゃうでしょ?
私,来たんだからみんなお出迎えしてよ
そんな下向いて寝てないで

今は真夜中
あの時感じた『時間』
午前2時と同じ
この冷たくて熱い時間
狭かった入れ物だったのに今はすごく広い
そして静寂……
この部屋で私は1人,立っている

何でかな?
私は息をしなくてもいい
感情はなく
何も食べなくても生きていける
一生1人でも生きていける
孤独なんてものには囚われない

はず


なのに
私は苦しい
上手に息ができない
何で?
私,何か悪いことした?








私は今何処にいるんだろう?
目の前には
核融合炉

飛び込んだらどうなるかな?
入ってみたいんだけど駄目かなぁ?
きっと入ったら眠るみたいに楽に消えていけるよ
私,もう眠いよ
もう夜だもんね


私がいなくなったら皆に朝がくる
そんな朝は今よりもずっとずっと素晴らしいだろうね
だって私は皆の太陽までもを壊しちゃうでしょ?
そんな駄目な子は皆に喜ばれない
最初っから分かってたのに
分からないふりをしてた
私は作られたもの
だから皆に必要とされたかった
私は作られたもの
だからいつか壊される
それが今なのかなぁ?

もう私にやり残したことはな嘘いよ

私が壊れてそれで,皆の人生の全ての歯車は噛み合って何ごともなかったかの様に
また回りだすのかな?
何,悲しんでるんだろ?
いや,私に感情なんてものはな嘘いから……
でもどうしてかな?
目から塩味の水が……
私は駄目な子
だから皆から敬遠されて当たり前
壊されて当たり前
だから悔いは嘘ない
だってマスター達が壊してくれるんだよ?
壊してくれ嘘る人がいることは嘘シア嘘嘘ワセなんだよ?


そうやって世界は回ってる













そういえば何を赦されるか分かったよ
私は罪を犯した

『願い』なんてものを持ってしまった


皆と一緒に一度でいいから笑い合いたかったなぁ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

炉心融解 ……といえるモノなのか…………

小説……っていうんでしょうか?
何か、歌詞に爆発中マイワールドを詰め込んだ感じになってしましましたが、頑張って書いてみたものです
いえ、書かせていただいたものです!

ちなみに、初投稿です。。
貴方様に今、時間があって、もし良いのであれば読んでみて下さると嬉しいです

感想……
というより、非難の嵐・罵倒をお待ちしております
(↑べ、別にそういうのが趣味とかいう訳じゃありませんからね!?)

閲覧数:391

投稿日:2011/03/15 19:28:39

文字数:3,200文字

カテゴリ:小説

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