A
なにも視えずにいた心配性が
あれも これも なんて出来っこなくて
迷い続けてきた 僕は今でも
長い 長い夢の途中なのです きっと

A'
僕は一人で生きていける訳で
たぶん 心配なんて必要ない
上辺造りは今日も失敗でした
だけど それで今が変わる訳じゃない

B
夜が来て また明日(アス)を見つめて
すっかり強がりの 自分向けのアイロニー

S
間違いだらけだとか
馬鹿げているだとか
考えれば 欠点ほどキリがないものはないよね
話が下手なのも
不器用過ぎるのも
僕のせいだけじゃないはずなのに
どうしてか 上手く行かないものなんだ

A
時に努力する事もある訳で
たぶん 出来た事もあったはずだし
失敗ばかりの日々ではないけれど
そんな 特別なものも無い訳で

B
朝が来て また今日が始まる
光が目に染みて 独り呟くアイロニー

S
取り柄が無いだとか
自信も無いだとか
どうしようもない僕は 未だに目が覚めないのです
嘘が苦手なのも
素直になれないのも
簡単には 変わるはずないと結局は
片付けてしまうんだけど…

「まぁ いっか」


～かな読み～

１
なにもみえずにいた しんぱいしょうが
あれも これも なんてできっこなくて
まよいつづけてきた ぼくわいまでも
ながい ながい ゆめのとちゅうなのです きっと

ぼくわ ひとりでいきていけるわけで
たぶん しんぱいなんて ひつようない
うわべづくりわ きょうもしっぱいでした
だけど それでいまが かわるわけじゃない
よるがきて またあすおみつめて
すっかりつよがりの じぶんむけの あいろにー

まちがいだらけだとか
ばかげているだとか
かんがえればけってんほど きりがないものわないよね
はなしがへたなのも
ぶきようぎるのも
ぼくのせいだけじゃ ないはずなのに
どうしてか うまくいかないものなんだ

２
ときに どりょくすることもあるわけで
たぶん できたこともあったはずだし
しっぱいばかりの ひびでわないけれど
そんな とくべつなものもないわけで

あさがきて またきょうがはじまる
ひかりがめにしみて ひとりつぶやく あいろにー

とりえがないだとか
じしんもないだとか
どうしようもないぼくわ いまだにめがさめないのです
うそがにがてなのも
すなおになれないのも
かんたんにわ かわるはずないと けっきょくわ
かたづけてしまうんだけど

まあ いっか