止まる右手
産むまやかし
脆い絵画
愛しむだけの虚しさ
彩を
切り開いた傷口から取り出される信心の欺瞞に
支配された視界さえもここにいれば美しい
一匙の幻覚で闇に落とすほどのエフィカシー
黎明は再誕か 汚れなき場所に還るらしい
凄惨な真実に深く根を張り咲いた花の何が惹きつけたのだろうか
切り開いた傷口から取り出される信心の欺瞞に
支配された言葉さえもここにいれば美しいでしょう
流転の日 夜を経て
黎明の時に身を預け
再誕に光差す
六十を数えきる貴方
幸福の大罪を
愛すべき人に花は咲き
朽ちて汽水に沈みゆく
一匙の幻覚で闇に落とすほどのエフィカシー
黎明は再誕か 汚れなき場所に還るらしい
凄惨な真実に深く根を張り咲いた花はまだ手向けられるのだろうか
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