A
ユラユラ揺蕩う(たゆたう)は 快楽1丁目の
白粉(おしろい)の香る泡沫娘
思うがままに四肢を操られている
錆びついた糸釣人形

B
縛りつけられた憐れな
その 烏の濡羽色(ぬればいろ)
微笑み添えて 紅い唇 囁く
「この羽伸ばし 儚い夢見ましょ」

S
かごめかごめ いざ 手を取り回れ
道あけたまえ 胡蝶の通れば
酔いしれ鱗粉 夢は儚し
さあさあ 後ロノ正面ダアレ?


A
自分のものでもないこの艶姿(あですがた)
「飾られてるだけ 価値などないわ
この狭い籠から飛びたって いつかは
己の意味を確かめるの」

C
無垢な女子は(おなごは)憐れ 知る由(よし)もありゃせんや
漆の薫るうら若き
天真爛漫 それ故の罪 あはれなり
これぞ抗えぬ運命(さだめ)よな

S
かごめかごめ いざ 手を取り踊れ
唄紡がれよ 捕まる前に
酔いしれ舞姫 現は(うつつは)佗し(わびし)
胡蝶の夢を終わらせてはならぬ

S
かごめかごめ いざ 手を取り回れ
道閉じてゆく 胡蝶の絶えれば
酔いしれ鱗粉 夢は儚し
さあさあ 後ロノ正面ダアレ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◇胡蝶の夢

『ーー胡蝶は夢を見ていたかったーー…』


鏡丸様のhttp://piapro.jp/t/nl3Wへの応募です。テーマは遊郭に縛り続けられている若き遊女です。
外の世界に夢を抱き、逃げ出してしまいます。しかし、夢は儚いもの。外の世界で恋も遊びもすることなく『後ろの正面だあれ?』で捕まってしまいます。

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投稿日:2017/07/08 12:07:08

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

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