蒸煙の都

投稿日:2014/04/20 23:29:09 | 文字数:617文字 | 閲覧数:11 | カテゴリ:歌詞

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リン曲の歌詞。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23375065
http://piapro.jp/t/Y4IL

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TEXT
 

立ち込める冷たい霧の中
顔を出す時計塔
水煙に泳ぐ人々の
足取りは重くて

陸蒸気吐きだす黒い煙
蹴り出した駆動弁
田舎者は帽子の庇を持ち
駅舎を見上げた

灯されたランプの明かりの下
人に溢れた街を行く
目指すは街の大外れ
旋回道のその向こう

魔法と理学が踊るこの街で
馬車は揺れる土煙を上げて
路地裏駆けてく黒い猫が
不敵に笑ったような気がした

不機嫌な空の下紅茶を片手に
笑うご婦人は寡聞を憚らず
埃に塗れたこの旧市街にも
棲み付く者たちがいたんだ


くずおれた旧市街栄華の果て
そのまた裏通り
軋むドアは開くひとりでに
ベルの音を響かせ

機巧主義仕掛けの歯車が
ひしめいた部屋の奥
埃まみれ汚れた若者を
老人は見上げた

煤煙と蒸気を黙殺して
懐古に生きるその階差
椅子から動かぬ年老いは
杖で指差す

天井に描かれた無数の樹形と 
刻み込んだ無数の不穏な言葉
一点を指差し彼は放つ
「これが今だ」と

延ばされた線の先遠くない場所に
伐印と掠れて読めない文字
老人は溜息 杖を下ろす
「今は知らない方がいい」


時計仕掛けの部屋は止まらない
わずかなる階差を伴ったままに
針は走る
無情に災厄を目指して

魔法と理学が踊るこの街で
馬車は揺れる土煙を上げて
路地裏駆けてく黒い猫は
雨の中どこかへ逃げ込んだ

不機嫌な空の下それでも人は
紅茶を片手に明日を見据えた
枝を決めるのは魔法ではなく
歩みを止めない靴の音

ひっそりと暗めの曲を書いております、お見苦しい代物も多いとは思いますがご容赦を。
……そろそろ整理しないと…w
また、写真素材の提供を行っております。
加工は自由なのでお気軽にご利用ください。
Twitter:@natsukazeholon
Vocalodon:@ItsukaP
HP:http://natsukazeholon25.wix.com/cometdiver

ニコニコ投下物一覧。
http://www.nicovideo.jp/mylist/25038231

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