暗がりが拡がって 君に翳を落とす
「どうか泣かないで!」叫ぶ僕が愛しいかい?
曖昧な地平線 人と車の群れ 目を明けたばかりの僕
雨粒の寂しさと 雪の心悲しさ もう声の届かない人
君はきっと知ってたんだね 僕の代わりに君が見てきたんだ
この世界を その色々を これからだって君は、
ずっと、ずっと。
「暗がりは拡がって 君の生を捥いだ
抱き締めた君の いつもの温もりが、今、
不自由を恨んでよ 寂しさに泣いてよ
どうか責め抜いて その命の限り叫んでよ!」
おねがい。
灰色の輪郭が 揺れて崩れてばかりを繰り返し、世界。
締め付ける心臓と 掴めない君の手 君が掴んだ僕の腕
君はきっと幸せなんだ それと引き換えの不自由だったんだ
この世界を その色々を いままでずっと僕は、
聞いて、聴いて。
暗がりが拡がって 君に翳を落とす
降り注ぐ雨は 僕のカラダそのものだ
少しだけ抱き締めて 君の胸が愛しい
「どうか泣かないで!」 叫ぶ声は聴こえるかい?
さよなら。
人の波に揺られて 壊れそうな君に
寄り添って眠った あの日々の夢を、ただ夢を、愛を、ずっと、憶えてる。
暗がりは拡がって 僕の息を隠す
嘆く君の声 涙に僕は揺蕩う
あたたかい君の胸 君の鼓動が聴こえる
どうか泣かないで、僕の為に――
僕を初めて掬い上げたあの日 君の笑顔を憶えてるよ。
叱られた日も泣きじゃくった後も 強がった君を知ってるよ。
愛してくれた 愛してくれた日々を 君の全てを憶えてくよ。
愛してるから 大好きだから君も 僕の全てを忘れないで、ね。
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