夕陽と共に


かわいた空気に
カラスの鳴く声
あなたの背中は蜃気楼のように消えていく


湿った手のひら
夕陽が照らして
最後の言葉は脳裏に焼き付いた


二人は大人になって
世界を理解してしまう


君の手を離したその時
光を失うように
思い出も描いた夢も
地面に吸い込まれて消えていくような気がした




小さな澱みを
夕陽が照らして
あなたの足元 赤く染めていた


進む世界は二つに分かれて
光は闇に飲まれていく


君の手を離したその時
光を失うように
思い出も描いた夢も
地面に吸い込まれて消えていく


最後まで分からなかった
あなたの心の声が
カラスたちの飛びたつ音に
重なりこの街に消える
夕陽と共に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夕陽と共に

おわかれのうたです。いちよう歌詞で表現したい部分と想像力で補って欲しい部分のバランスを考えながら作詞しました。

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投稿日:2020/05/26 22:38:43

文字数:311文字

カテゴリ:歌詞

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