Ａ
少しだけよどんだ空から
数滴の涙が零れ落ちた
僕は泣いていないけど
少し　ココロ　冷たくて

Ｂ
傘を差し出す小さな手に
昔の自分が重なって
そっと触れたあたたかな手を
こぼれないように　抱きかかえた

Ｓ
雨が降って　地固まって
自由にこの地に立てることが
嬉しいんだ　明日はきっと
雨も上がるはずだよね？

Ａ
歩き出す少しの勇気を
晴天が僕に与えてくれた
少しだけ泣き出しそうで
少し　せなか　あたたかくて

Ｃ
蕾に落ちた雨粒が
「キラキラ」って輝いた
明日には花が咲くだろう
そう思って　空を仰いだ

Ｓ
空が青い　当たり前が
自然に思えるならそれでいい
普通でいいさ　明日だって
今日みたいに晴れるよね？

Ｓ
大人になること　怖かった
見えないものが増えていった
昔みたいに　ささやかなことで
はしゃげたらと願ってる