誰かの空想力が描いた終着点に
向かう夜汽車は速度を増し続ける
占いなんか信じない
"未来はあなた次第"って見た掌
それじゃあさ、生命線は好転しないの?

掛け違ったのはボタンなんかじゃない
何故浮かんだ声はあんな体を成した
言葉だったんだろう

緑の波紋を揺らす風
凪を迎えて
電子音虚しく響いている——

混ざりあった魂は解けない
囚われの舞台
互い見合った二人 伝え分かった痛み
傷が癒えきらない
絡れたまま糸が解けない
時間では断ち切れない
心失くした身体はマリオネットに
眠れない

あなたが飛び乗っていった夜汽車の終着点に
伝う線路を何度も歩いている
"後方から汽笛がする度
気付けば白い天井"のループ

波紋は消えてくれないの

透明な血を流し叫んでを
いつまで繰り返してるんだろう
交わした輪っかが二つ
写真の中に欠けたピース
わたし、哀しいロンドを舞っている

はじまった悲劇が終わらない
幕は下ろせない
欠けてしまった孔が例え閉ざしたとしても
底は埋まらない
生まれ変わったらなんて求めない
今更叶わない
其処で待っていて
もう一度逢えるなら怖くない

もう、分かっていた
あの時のさよならは
私のための偽りだってことも

夢か現か微睡にあなたの声が囁いて
"ずっと側で見守っている
此処で待っている"

重なりあった魂は解けない
誰も砕けない
純白に包んだ誓い 二人を繋いだ証
褪せず今も輝いてる
舞い上がった魂は還らない
だけど振り向かない
この想いは永遠に記憶の中に
消えはしない

ライセンス

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カタルシス

カタルシスの歌詞です。

閲覧数:154

投稿日:2021/05/02 02:53:00

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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