腐ったそのい果実は 胸の奥にあった
優しさしか知らない 僕らは今日もまた
生きながら死んで逝く 死ぬこともできずに
喉に詰まる言葉が 表現を恐れて
窒息を誘い 呼吸を閉ざし
ひたすら細い首に
爪を立てて足掻いていれば
助かるとでも思っていたのか

「愛して」だとか「助けて」だとか
なんて勝手なんだろう
自分から何一つ与えず 求めて…
「生きたい」だとか「死にたい」だとか
じゃあやってみたらいいだろう
目を醒ませ

爛れたその世界に 溺れるような日々
安寧しか知らない 僕らはやがてまた
“絶対的”を謳う 数字に惑わされ
それはまさに思想の 墓と成りつつある
「統率スル為ニ記号化セヨ。」
ひたすら右に倣い
歌い方さえ真似ていれば
巧く聴こえると思っていたのか

「聴いてよ」だとか「誉めてよ」だとか
なんて勝手なんだろう
甘えていればなんとかなると 思うの?
「気付いてほしい」「ここにいるのに」
じゃあ叫んでみたらいいだろう
目を醒ませ

吐き出せない 想いが込み上げ
ひたすら白い首に
爪を立てて足掻いていれば
助かるとでも… 聴こえるとでも…
思っていたのか

「愛して」だとか「助けて」だとか
なんて勝手なんだろう
自分から何一つできない お前が
「生きたい」だとか「死にたい」だとか
じゃあやってみたらいいだろう
目を醒ませ

「聴いてよ」だとか「誉めてよ」だとか
押し付けがましいんだよ
甘えていればなんとかなると 思うの?
お前の首を締めていたのは
お前自身の手じゃないのか?
目を醒ませ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ACID

若干強めのロック。
元々こういう曲から入っているので
こういう詞は書いていて楽しいものです。

閲覧数:22

投稿日:2011/02/04 14:29:02

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました