掌の上の舞台
一人踊り眠る
観客の姿など
ただ一つさえ
ないまま

螺旋の階段
昇り上がる
果てに迎えた
光を掴んで

幕切り落として
終わらない上演
役は僕だけでいい
明日は今日よりも
輝く『自分』になる

掌の上の舞台
独り眠る眠る
僕しかいない世界
ただ一人さえ
見ないまま

螺旋の階段
気づかず降りる
最下層には
忘れていた夢

幕は上がったばっか
はじまりの上演
綺麗な儚い花
あの時描いてた役は
汚れた自分に負ける

誰より一番に
なりたかった
誰かと一緒に
演(や)りたかった
望んだのは
こんな僕じゃない

もう僕なんて

幕切り落として
終わらない上演
役は僕だけ
幕が降りるまで
終わらない上演
僕が求めた理想郷
どんな結末でも
輝く自分になるため

嗚呼、あと三分で
終演の合図

呆気なくきちゃった

大団円♪

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

独りぼっち役者が最期にみた夢

閲覧数:2,707

投稿日:2020/09/21 18:47:17

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました