IT）
泣きそうな顔で笑う君の瞳が
それでも優しい事気付いてた

A）
始まりは些細なくだらない事で
だけどまた手を取り合えた
怒りも包み込む両腕に抱かれ
眠り着いたのは一人だ

B）
そんな単純な “ズレ”も見つけられない程私は
右目の端の存在を 当たり前と名付けてた

S）
泣きそうな顔で笑う君の瞳が
ひび割れ 暗くて 見通せないよ
気付けない 築けない 二人ではもう
目も手も敢(合え)ない

大切なモノを失くしやっと解った
ページを閉じたの 私自身で
時計も 栞も “現実(ココ)”にはないの
前の君は もう居ない もう無い

2A）
残った二人の証のアルバムも
何故かモノクロに溢れてる
四角い中疲れた顔 この頃に
関係のシャッターは降りた？

2B）
こんな昔から 少しづつ歩幅は離れたんだね
先行く私は背中を守る影踏んだのかな？

2S）
胸の中何度ノックしても居ないよ
苦しい 痛みに 俯いたって
知らない 満たない 君の心を
解毒(解読)不能で

どうしても忘れられず思い返すの
生きたい 行きたい かつての場所へ
何度も 願うよ 夢の中でも
消えた背には 届かない 届かない

C）
幾数(いくすう)の年月 過ぎ去った今でさえ
まだ足跡はない 後ろを振り返った先
懐かしい愛(悲)しい顔

3S）
前にいる君はずっと何も喋らない
未来へ進んでるその手が遠い
必然？偶然？足掴んでた
時が動き出す

4S）
どちらでも良いよ 良いの また逢えたから
例えもう 隣が 私じゃないと
知っても 聞いても 君が好きだよ
もう言えなくても

涙さえ 心 溶かす 魔法になって
ひび割れ 暗くて 見通せなかった
それでも感じたその優しさに
伝えたいよ“ありがとう ありがとう”

OT）
今やっと 手を離して 歩き始めた
さよなら さよなら 愛しい君へ