「冷眼零度の鋼鉄少女」

作詞・作曲:electrotone
歌:結月ゆかり
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凍り付くほどの 瞳の奥底で
遠くを見つめて 透き通るような目で
冷めたような か細い声音は どことなく寂しげで
孤独を歌う オルゴールのように 儚げに響き渡り

白い壁の中の 一輪の花は
窓の向こうなんて 知るはずもなく佇む
月明かりの真下で 何かを待ち続けて
時計の奏でる音を ただ聴き続けている

鋼鉄の少女は 傷つく苦しみなんて感じない
光に照らされ その姿はまるでダイヤみたい
朽ち果てること 命が尽きること それさえも
分からないまま 永い刻に 何を思うのだろう

幾多の戦慄を 数えて忘れて
数多の旋律を 奏でる錆色
落ちる閃光 こだまする轟音 赤い土 鉛の雲
やがて少女は 崩れ落ちるように 力なく天を仰ぐ

動けないのならば ここで眠りにつこうか
空の向こうなんて 知るはずもなく佇む
近づく足音 かき消されてゆく声と
霞みゆく視界の中 不意に差し出されたその手

鋼鉄の少女は 優しい温もりに抱えられ
人の鼓動を 今初めて知ろうとしている
不思議な気持ち その手から伝わる 強いパワー
孤独な世界を 少しずつ 光が照らしていく

大切な存在に 触れる感触はないけれど
そばにいること ただそれだけを望んでいて
絶対零度の 少女の運命は 廻り出す
少しずつ心 生まれ始め "アイ"を覚えていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冷眼零度の鋼鉄少女

ジト目の歌

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投稿日:2012/12/10 08:04:27

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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