「戦華繚乱」

風に揺らぐ焔(ほむら)ゆらゆらり
射干玉(ぬばたま)の闇を彷徨うばかり
時雨に舞い散る華ははらはらり
いづれ泡沫(うたかた)の如く消ゆるか

闇に蠢く悪しき獣は
手枷足枷の呪縛となりて
この身を、この心を黒く染めて
暁の記憶の残滓をも消す

されど、この刃は未だ
下弦の月が如く冴ゆ
其の妖しく煌く太刀は
いつか描きし光を映す

「五月雨の
遮る先に
垣間見ゆ
夢幻の光
今宵掴まん」

我は今、鬼となりて 闇夜を斬る
破邪顕正の剣猛り狂え
我は今、修羅となりて悪しきを斬る
風よ雲よ 乱れ舞え 
この命、例え燃え尽きようとも
いざ鮮やかに咲かそう 紅蓮の華

微睡(まどろみ)の中 語りかけしは
夜に惑いし仮初の亡者
盲いた(めしいた)その瞳に宿りし火は
在りし日の想いを 研ぎ澄ませる

氷雨がこの体射抜けども
夜霧(やぎり)がこの瞳を惑わせど
今は只慙愧を力と変えて
揺り籠壊し 醒めぬ夢を砕けよ

あかねさす 日の照らす道
追い求めて 駆け出したれば
此の雄雄しく燃ゆる焔は
いつか気貴き緋の華となろう

「うつしよの
虚ろの影に
清らなる
刹那の光
今宵咲かさん」

我は今、鬼となりて 闇夜を斬る
破邪顕正の剣猛り狂え
我は今、修羅となりて悪しきを斬る
風よ雲よ 乱れ舞え 
日ノ本に永久(とわ)に誇れ 不屈の華 


月夜に舞うは 白き閃光
散華を知らず 孤高に誇れ
残光は今 夕空に燃ゆ
幽遠なる闇に呑まるる前に… 
 

我は今、鬼となりて 闇夜を斬る
破邪顕正の剣猛り狂え
我は今、修羅となりて悪しきを斬る
刹那の叫び 永久に響け
この命たとえ燃え尽きようとも
紅の華 暁に誇る
常闇を 照らす月明かりの如く
いざ 艶やか(あでやか)に誇れ 紅蓮の華 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

戦華繚乱

2曲目歌詞
完成

閲覧数:645

投稿日:2012/09/27 23:12:47

文字数:744文字

カテゴリ:歌詞

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